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油そそがれる,油そそぎ聖書に対する洞察,第1巻
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エホバはモーセに与えた律法の中で,そそぎ油の作り方を規定されました。その油は,えり抜きの材料 ― 没薬,香り良い肉桂,香り良いしょうぶ,カシア,およびオリーブ油 ― の特別な合成物でした。(出 30:22-25)だれであれこの混合物を自分で調合し,何らかの通俗な目的,もしくは認められた用途以外の目的のために使用する者は死罪に値しました。(出 30:31-33)これは,神聖な油による油そそぎによって確証された,職務への任命の重要性と神聖さを比喩的に明示するものでした。
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油聖書に対する洞察,第1巻
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宗教上の用途と意義 エホバはオリーブ油や他の成分を含む「聖なるそそぎ油」を調えるようモーセにお命じになりました。モーセはその油をもって幕屋,証の箱,聖なる所の様々な器物や家具に油そそぎを行ないました。また,モーセはアロンとその子らをエホバに対する祭司として神聖な者とするために彼らに油そそいだ時にも,その油を使いました。(出 30:22-33; レビ 8:10-12)サムエルがサウルに油そそいだ時,『油の瓶を取って,それを彼の頭に注いだ』時のように,王たちは油をもって油そそがれました。(サム一 10:1)ソロモンが油そそがれた時には,油の角が用いられました。―王一 1:39。
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