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地上での永遠の命 ― 再発見された希望ものみの塔 2009 | 8月15日
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カトリックの神学者,ヒッポのアウグスティヌス(西暦354-430年)は,「将来に千年期なるものはない,という確信を固守した」と,カトリック百科事典(英語)は述べています。a
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地上での永遠の命 ― 再発見された希望ものみの塔 2009 | 8月15日
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6 アウグスティヌスは,33歳で“キリスト教”に改宗する以前,新プラトン主義者でした。3世紀にプロティノスが発展させた,プラトン哲学に基づく新説の信奉者だったのです。アウグスティヌスの考え方は,改宗後も新プラトン主義のままでした。「彼の頭脳は,新約聖書の宗教がギリシャ哲学のプラトン的伝統とほぼ完全に融合する坩堝であった」と,新ブリタニカ百科事典(英語)は述べています。アウグスティヌスは,啓示 20章に描かれている千年統治を,それに「寓意的解釈」を加えることによって説明した,とカトリック百科事典は述べています。そして,「この説明はその後継者である西方の神学者たちに受け入れられ,初期の形での千年期説はもはや支持されなくなった」と付け加えています。
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