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その考えがユダヤ教,キリスト教世界,イスラム教に入り込む人は死ぬとどうなりますか
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12-14 プラトン哲学をキリスト教と融合させる点で,オリゲネスとアウグスティヌスはどんな役割を果たしましたか。
12 キリスト教世界の教理に多大の影響を与えたそうした初期の哲学者は二人います。一人はアレクサンドリアのオリゲネス(西暦およそ185-254年),もう一人はヒッポのアウグスティヌス(西暦354-430年)です。この二人について,新カトリック百科事典(英語)はこう述べています。「東のオリゲネス,西の聖アウグスティヌスをもってして,初めて魂が霊的な実体として確立され,魂の本質に関する哲学的概念が形成された」。オリゲネスとアウグスティヌスは何を基盤として,魂に関する概念を作り上げたのでしょうか。
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その考えがユダヤ教,キリスト教世界,イスラム教に入り込む人は死ぬとどうなりますか
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14 キリスト教世界の中には,アウグスティヌスを,古代における最も偉大な思想家と見る向きもあります。アウグスティヌスは33歳で“キリスト教”に改宗する前は哲学に強い関心を抱き,新プラトン主義者aになっていました。改宗の際も考え方は依然として新プラトン主義でした。新ブリタニカ百科事典は,「彼の頭脳は,新約聖書の宗教がギリシャ哲学のプラトン的伝統とほぼ完全に融合するるつぼであった」と述べています。新カトリック百科事典は,アウグスティヌスが唱えた「[魂に関する]教理は12世紀の末までは西欧世界の標準とされていたが,……新プラトン主義に多くを負っていた」ことを認めています。
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