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    1989 エホバの証人の年鑑
    • ナチスがオーストリアを侵略してからほどなくして,ある政令が布告され,第一次世界大戦中に兵役についた者はすべて,三日間の野外演習に参加することを求められました。そのため,ヨハン・ライナーは,インスブルックにある軍隊の兵舎に出頭するようにとの通知を受けました。

      何という光景でしょう! 800人ほどの男子が,兵役の誓いをするために不動の姿勢を取っていました。その全員の前で,ライナー兄弟は兵役を拒んだのです。即刻,兄弟はある部屋に連れて行かれ,取り調べを受けました。その部屋を出る際,兄弟は一人の従軍牧師を見かけました。クロッツという名のその牧師は,軍服を身に着けて,首から大きな十字架をぶらさげ,胸には第一次世界大戦中に贈られた多くの勲章を飾っていました。その司祭は「ヒトラー万歳!」と唱えてから,官憲に近づき,ライナー兄弟について自分の意見を述べました。

      その後しばらくして,ライナー兄弟はさらに尋問を受けるため数人の官憲の前へ再び連れて行かれました。官憲の一人は,司祭が自分たちに語った事柄は,ライナー兄弟が言った事柄とは食い違っていたと述べました。ライナー兄弟は,マタイ 23章をお読みになればそうした宗教指導者たちについてイエスが言われた事柄,つまり彼らは偽善者であるということが分かります,と答えました。別の官憲はためらうことなく,「この男の言うとおりだ!」と述べました。それでも,ライナー兄弟は監禁され,彼の裁判は地方法廷にゆだねられました。この時点で,ライナー兄弟が以前勤めていた卸し売り食料雑貨店の女所有者が警察署長と連絡を取り,ライナー兄弟のしていた仕事を行なえる人がほかにだれもいないと訴えました。それで,兄弟は自分の家族のもとに戻り,職場に復帰することを許されました。

  • オーストリア
    1989 エホバの証人の年鑑
    • ヨハン・ライナーは兵役の誓いを拒否した。

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