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オーストリア1989 エホバの証人の年鑑
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そのころ,オーストリア南部のクラーゲンフルトでは,簿記係をしていた若者フランツ・ガンシュテルが,エッグという名のスイスの男性と手紙を通して知り合うようになりました。二人が行なった文通には,切手の収集や絵はがきの交換以上のことが含まれていました。すでにエッグは聖書研究生の一人だったので,この若い簿記係はエッグから聖書の音信を聞きました。ガンシュテルはスイスで入手可能なものみの塔の出版物すべてを注文しましたが,それらの出版物は,1921年にスイスからオーストリアに戻ったレオポルト・ケーニヒという桶製造人によって直接届けられました。このあと事態がどう進展したかについては,後ほど見ることにしましょう。
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オーストリア1989 エホバの証人の年鑑
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[74ページの図版]
ジーモン・リートラー(左)とフランツ・ガンシュテルは,1921年に初めて真理を聞いた
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