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メキシコ1995 エホバの証人の年鑑
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スペイン人が1490年代に西インド諸島を占領し始めた時,アステカ族は現在のメキシコ中部から南部にかけての大部分を支配していました。その首都,テノチティトランの人口は25万人だったと推定する人もいます。しかし1521年に,アステカ族の最後の皇帝がエルナン・コルテスに降伏した時,この土地はスペインの支配下に置かれました。
アステカ族は太陽を崇拝しており,さらに命を永らえさせてくれるものとして雨や火といった自然の力も崇拝していました。スペイン人がやって来ると,文化の衝突が起こりました。スペインの支配の下では,国の命令によりインディオたちにローマ・カトリック教が強制されました。時たつうちに,人間のいけにえや以前の崇拝は消滅しましたが,他の信条や慣行は新しい宗教に取り入れられました。
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メキシコ1995 エホバの証人の年鑑
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[170ページの図版]
アステカ族の宗教のある側面はカトリックの信仰に融合された
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