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  • 「私の好きな被写体」
    目ざめよ! 1989 | 5月8日
    • 2匹のかわいい子グマが遊んでいる写真を何枚か私に見せながら,ベアティルはこう語ります。「クマの子は1月の終わりごろに穴の中で生まれます。その時は小さくてネズミくらいですが,急速に成長し,春に姿を現わす時には母親のそばでころげまわったり,けんかをしたり,遊んだりするほど大きくなっています」。

      かわいくても子グマを抱き締めてはいけない

      「森の中の空き地で,そのようなかわいくて柔らかい子グマの一団を偶然見つけたら,一緒に遊んだり,子グマたちを抱き締めたりしたくなるでしょうね」。

      「いや,気をつけてください。母グマは子グマの見えるところに人を近づかせることさえしないでしょう。ですから,母グマが子グマと一緒にいるところを写真に撮るのは非常に難しいのです。私は4年の間,いろいろな機会に,森の隠れ家からクマの家族の写真を撮ろうとしましたが,成功しませんでした。ところが,5月のある日,日没の時にこんなことがあったのです。

      「200フィート(約60㍍)離れた隠れ家へ戻る途中でした。ふと気づくと,沼地の真ん中に置いておいた腐肉のそばに大きなものが見えました。クマです。まもなく,前年に生まれて成長半ばの2匹の子グマが沼地のはずれから現われました。風はこちらの方向に吹いていて,私に有利でした。私はカメラを首に掛け,忍び足で沼地のはずれの方に60フィート(約20㍍)進み,松の木の後ろにしゃがみました。クマまでは石を投げて届く距離です。子グマたちは母親のそばへ行き,母親が腐肉を埋めている様子をもの珍しそうに見ていました。その間に,私は良い写真を沢山撮りました。

      「日没の時,そのショーの幕が下りる前に,私はそれまで人がめったに見たことのないような光景を目にしました。母グマが土を掘り終えると,子グマたちは母親にまつわりつき始め,母親のわき腹をつついて単調なほえ声をあげました。母親は急にしゃがみ,子グマに乳を飲ませはじめました。しばらくして,母親はあおむけになり,頭をもたげて,子グマたちが夕食を済ませる様子を愛情深く見守っていました。子グマたちは満ち足りると,母グマの脇で体を丸めて眠りました。

  • 「私の好きな被写体」
    目ざめよ! 1989 | 5月8日
    • ご用心 ― 子グマと一緒にいる母グマ

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