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聖書の27番目の書 ― ダニエル書『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
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13 ダニエルは自分の個人的な夢の中で,四つの獣と王国の支配権に関してどんな幻を見ますか。
13 獣の幻(7:1-8:27)。わたしたちは「ベルシャザルの第一年」に戻りますが,その治世は西暦前553年に始まったようです。ダニエルは個人的に夢を与えられ,それをアラム語で記録します。g 彼は四つの巨大な恐ろしい獣が一つずつ登場して来るのを見ます。4番目のものは殊のほか強く,その角の間に1本の小さな角が出て来て,『大仰な事柄を語り』ます。(7:8)日を経た方が現われて,その座に着かれます。「千の数千」倍の者たちがその方に仕えています。「人の子のような者」がその方の前に来て,「支配権と尊厳と王国とが与えられ」ます。それは「もろもろの民,国たみ,もろもろの言語の者が皆これに仕えるため」です。(7:10,13,14)次いでダニエルは,四つの獣に関するその幻の解き明かしを与えられます。それらは4人の王もしくは四つの王国を表わしています。4番目の獣にある10本の角の間から,1本の小さな角が生じます。それは強大になって,聖なる者たちに戦いをしかけます。天の法廷がそこに介入して,「王国と,支配権と,全天下のもろもろの王国の偉観とは,至上者の聖なる者たちである民に」与えられます。―7:27。
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