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二匹の凶暴な獣と戦う啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
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二本の角のある比喩的なこの野獣は,共存する,独立した,しかも協力し合う,二つの政治強国で構成されています。その「子羊のような」二本の角は,この野獣が外見を温和で,無害で,全世界が頼りにする,進んだ形態の政府のように見せかけることを示唆しています。
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二匹の凶暴な獣と戦う啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
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それは,神の子羊の支配する神の王国に服することではなく,大きな龍であるサタンの関心事に従うことを奨励してきました。それは,結局,第一の野獣の崇拝につながる国家主義的な分裂や憎しみを助長してきました。c
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二匹の凶暴な獣と戦う啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
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またそれには,野獣の像に息を与えることが許された。それによって野獣の像は話すようになり,また,野獣の像をどうしても崇拝しない者たちをみな殺させるようにするのである」― 啓示 13:14,15。
29 (イ)野獣の像の目的は何ですか。この像はいつ作られましたか。(ロ)野獣の像は,どうして命のない彫像ではありませんか。
29 この「野獣の像」とは何ですか。その目的は何ですか。「野獣の像」は七つの頭のある野獣の像ですから,その目的は野獣の崇拝を促進すること,つまり事実上,野獣を永久に存続させることです。この像は,七つの頭のある野獣が剣の一撃を受けた後に,つまり第一次世界大戦が終わった後に作られます。それはネブカドネザルがドラの平野に立てたような命のない彫像ではありません。(ダニエル 3:1)二本の角のある野獣はこの像に命を吹き込むので,その像は生きて,世界の歴史の中である役割を演じます。
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二匹の凶暴な獣と戦う啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
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c 注解者たちは,国家主義が事実上一つの宗教であることに注目してきました。したがって,国家主義的な考え方をする人々は,実際,自分たちの住んでいる国によって代表される野獣の特定の部分を崇拝しています。米国における国家主義に関して,こう記されています。「一種の宗教とみなされる国家主義と過去の他の大きな宗教制度との間には多くの共通点がある。……現代の宗教的な国家主義者は自国の国家的な神に依存していることを知っており,その強力な助けが必要であると感じている。また,国家的な神が自己の完成と幸福の源であることを認めており,厳密に宗教的な意味で,その神に自ら服従している。……国家はとこしえの存在と考えられており,その忠節な子らの死は,国家の不滅の名声と栄光を高める以外の何ものでもない」― J・ポール・ウィリアムズ著,「アメリカ人の信じているものとその崇拝の仕方」(英文)の359ページに引用されたカールトン・J・F・ヘーズの言葉。
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