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花粉 ― 命の粉目ざめよ! 2007 | 4月
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ハチ
ハチは体が細かい毛に覆われているので,まるで眼鏡にほこりが付くように花粉が付着し,理想的な受粉の助け手となります。1匹のマルハナバチが1万5,000個ほどの花粉を運ぶこともあります。ニュージーランドでは,マルハナバチが19世紀にイングランドから導入されたおかげで,今や多くの土地がクローバーで覆われており,家畜類の貴重な食糧源となっています。
受粉の助け手として世界で最も重要な働きをしているのはミツバチです。通常は,ハチの巣の回りにたくさん咲く1種類の花だけを目当てにします。昆虫学者のクリストファー・オトゥールの推定によると,「人間の食糧全体の30%近くは,直接あるいは間接的に,ハチが行なう受粉に依存している」とのことです。ハチによる受粉が必要な収穫物には,アーモンド,リンゴ,プラム,チェリー,キーウィなどがあります。農家の人たちは,ミツバチのサービスを受けるために養蜂家を雇うこともあります。
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花粉 ― 命の粉目ざめよ! 2007 | 4月
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c はちみつ1㌔を作るのに,ミツバチは花から花へと約1,000万回も移動しなければなりません。
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