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最後の過ぎ越しが近づくイエス 道,真理,命
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それにしてもニサン11日はとても忙しい日でした。その夜を過ごすためベタニヤに向かっている途中でのことと思われますが,イエスは使徒たちにこう言います。「知っての通り,今から2日後に過ぎ越しが行われます。そして,人の子は引き渡され,杭に掛けられて死にます」。(マタイ 26:2)
イエスは翌日のニサン12日水曜日を,使徒たちと静かに過ごしたようです。火曜日には人々の前で宗教指導者たちを非難し,彼らの真の姿を暴きました。彼らから命を狙われているので,水曜日は人前に出ません。ニサン14日が始まる木曜日の晩に使徒たちと過ぎ越しを祝うのを誰にも邪魔されないためです。
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最後の過ぎ越しが近づくイエス 道,真理,命
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水曜日の日没後からニサンの13日が始まります。イエスがベタニヤで過ごす最後の晩となりました。夜が明けて木曜日の朝になれば,過ぎ越しのための最後の準備をしなければなりません。子羊を手に入れ,夕方にニサン14日が始まってからほふり,丸ごと焼く必要があります。その食事はどこで行うのでしょうか。誰がその準備をするのでしょうか。イエスがこのことで特に何も指示を出さないため,ユダはイエスを裏切って祭司長たちに渡す良い機会をつかめません。
木曜日の昼すぎと思われますが,イエスはペテロとヨハネをベタニヤから送り出すことにし,こう言います。「行って,過ぎ越しの食事を用意しなさい」。
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