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聖書に対する洞察,第2巻
洞-2 「ラテン語」

ラテン語

(ラテンご)(Latin)

インド・ヨーロッパ語族に属し,イタリア語,スペイン語,フランス語,ポルトガル語,ルーマニア語などロマンス系言語の母体となった言語。西暦2世紀後半になって,ローマの宗教勢力の側に,ギリシャ語に替えてラテン語をローマ司教区の言語とする動きが見られました。その結果の一つとして,西暦4世紀から5世紀の人ヒエロニムスによってラテン語ウルガタ訳が作られました。この翻訳は古代の著名な聖書翻訳としてギリシャ語セプトゥアギンタ訳の次に位置します。

ラテン語はローマ帝国の言語だったので,イエス・キリストが地上におられた当時,人々の間に普及してはいなかったとはいえ,パレスチナの公用語とされていました。ですから,クリスチャン・ギリシャ語聖書の中に幾つかのラテン語的表現が見られても驚くには当たりません。聖書には「ラテン語」という言葉そのものがただ一度,ヨハネ 19章20節に出て来ます。そこでは,苦しみの杭に付けられたイエスの頭上に掲げられた札の銘がヘブライ語,ギリシャ語,およびラテン語で記されていたと述べられています。

ラテン語はクリスチャン・ギリシャ語聖書中に様々な形で出て来ます。そこには,アクラ,ルカ,マルコ,パウロ,カエサレア,ティベリアなど,ラテン語の固有名詞である人名や地名が40以上含まれています。聖書のこの部分には,ケントゥリオー(マル 15:39,士官),デーナーリウス(マタ 20:2),スペクラートル(マル 6:27,護衛兵)など,軍事,司法,通貨,家政に関する30ほどのラテン語に対応するギリシャ語の訳語が見られます。「群衆を満足させることを願って」(マル 15:15)とか,「十分の保証を取った」(使徒 17:9)といった,ラテン語的言い回しや慣用句も出て来ます。統語法,また句や文の型がラテン語の影響を示している場合もあります。とはいえ,その度合いについては様々な学者たちの間に見解の相違があります。

ラテン語的表現は主としてマルコとマタイに見られ,マルコは他のどの聖書筆者よりもそのような表現を多く用いています。この点は,マルコがローマでおもに異邦人,それも特にローマ人のためにその福音書を書いたとする見方を裏書きしています。パウロはラテン語的表現をほとんど用いていません。また,ギリシャ語セプトゥアギンタ訳には一つも出て来ません。

聖書中にラテン語的な表現が出て来ることは,聖書を愛する人たちにとって学術的な関心以上のものを意味します。それは,イエス・キリストが地上におられた当時のパレスチナがローマの占領下にあったとして聖書が示していることと調和しています。さらに,同じ時代の一般のギリシャ語著述家で最高峰の人々が同様のラテン語的表現を用いているということは,クリスチャン聖書が確かにその記述している通りの時代に産み出されたものであることの論証です。したがって,この点はクリスチャン・ギリシャ語聖書の信ぴょう性についての一層の証しとなります。

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