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シリア語ペシタ訳 ― 初期の聖書翻訳について知る手がかりものみの塔 2014 | 9月1日
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シリア語シナイ写本と呼ばれる重記写本。欄外に,元の福音書の文字がうっすらと見える
そのような貴重なシリア語写本が2つ見つかりました。最初に見つかった写本は5世紀のものです。もともとエジプトのナイトリアン砂漠の修道院にあったもので,1842年に大英博物館が入手した多くのシリア語写本の一つでした。それがシリア語クレトニア(キュアトニアン)写本と呼ばれたのは,大英博物館の写本管理次長であったウィリアム・キュアトンが発見して公表したからです。この貴重な文書には,四福音書がマタイ,マルコ,ヨハネ,ルカの順で収められています。
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シリア語ペシタ訳 ― 初期の聖書翻訳について知る手がかりものみの塔 2014 | 9月1日
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今では一般に,クレトニア写本もシナイ写本も,2世紀末期か3世紀初期に書かれた古シリア語福音書の現存する写しである,と考えられています。
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