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真理の正確な知識において成長するエホバの証人 ― 神の王国をふれ告げる人々
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それよりも前の1876年,ラッセルは「朝の先触れ」誌を初めて読んだ時,当時キリストの再来が目に見えないものであることを信じ,その再来を地上のあらゆる家族に対する祝福と結びつけている団体がほかにもあることを知りました。ラッセルはまた,同誌の編集者であるバーバー氏の説得により,キリストの見えない臨在が1874年に始まったことを信じるようになりました。i
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真理の正確な知識において成長するエホバの証人 ― 神の王国をふれ告げる人々
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i この点に影響を与えていたのは,人類史の第7千年紀が1873年に始まり,生来のイスラエルに対する神の不興の期間(恵みの期間と考えられるそれ以前の期間と同じ長さ)が1878年に終わるという信条でした。この年代計算には欠陥がありました。その理由としては,ジェームズ王欽定訳の使徒 13章20節の不正確な翻訳が基礎になっていたこと,列王第一 6章1節には書写上の誤りが含まれていると考えられていたこと,ユダとイスラエルの王たちの統治期間に関する聖書の対照年表が考えに入れられていなかったことなどが挙げられます。聖書の年代記述に関するいっそう明快な理解は,1943年に,“The Truth Shall Make You Free”(「真理は汝らを自由にすべし」)という本の中で公表されました。その後,翌年には“The Kingdom Is at Hand”(「神の御国は近し」)という本により,さらには後年の幾つかの出版物により,いっそう正確な理解が得られるようになりました。
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