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目ざめよ! 1999
目99 12/8 10–12ページ

より良い方向への大きな変化

「1900年,世界は人類史上まれに見る驚くべき変化の時代の門口に立っていた。新しい体制が古い体制に取って代わろうとしていた」―「タイムズ 20世紀アトラス」。

この地図帳<アトラス>によると,20世紀の初めに「世界は異例の騒乱と暴力の時代に突入し」ました。20世紀は他のどの世紀をも上回る数の戦争を経験することになり,殺された人は1億人を超えました。

この時代には,かつてなく大勢の民間人が戦争で死亡しました。第一次世界大戦における死者の15%は民間人でした。ところが第二次世界大戦では,民間人の死者の数が軍人のそれを上回る国さえ幾つかありました。その後の戦争で殺された無数の人たちの大半はやはり民間人でした。こうした暴力行為はすべて,「地から平和を取り去ることが許された」,「火のような色の馬」の乗り手に関する聖書預言の成就でした。―啓示 6:3,4。マタイ 24:3-7。

価値観の変化

20世紀は,テモテ第二 3章1節から5節にある次の預言の成就を見てきました。「終わりの日には,対処しにくい危機の時代が来ます。というのは,人々は自分を愛する者,金を愛する者,うぬぼれる者,ごう慢な者,冒とくする者,親に不従順な者,感謝しない者,忠節でない者,自然の情愛を持たない者,容易に合意しない者,中傷する者,自制心のない者,粗暴な者,善良さを愛さない者,裏切る者,片意地な者,誇りのために思い上がる者,神を愛するより快楽を愛する者,敬虔な専心という形を取りながらその力において実質のない者となるからです」。

不完全な人間はこうした特質をある程度いつも示してきました。しかし,20世紀には,そうした態度はますますひどくなり,また蔓延しました。上記のように振る舞う人たちはかつては,極悪人とまでは考えられないまでも,反社会的な人とみなされましたが,今では,『敬虔な専心という形を取る』人たちでさえそのような振る舞いを普通とみなすようになっています。

かつては,結婚関係外の同棲など,信心深い人たちにとっては考えられないことでした。未婚の母親となるのは恥ずかしいこととみなされていましたし,同性愛も同じでした。ほとんどの人にとって中絶は考えられないことでした。離婚もそうでした。不正直な商取引は不埒な行為とされていました。しかし今日では,ある資料が述べているように,「何をしてもいい」のです。なぜでしょうか。一つの理由は,「他の人から,してはいけないと言われるのを嫌う人たちが,私利私欲を満たすのに都合がよい」からです。

今世紀における高い倫理規準の放棄は,優先順位に変化をもたらしました。「タイムズ 20世紀アトラス」はこう説明しています。「1900年当時,国家や個人は自らの価値を非金銭的な尺度で測っていた。……今世紀末には,国家はその成功度をほぼ全面的に経済的な尺度で測るようになった。……富に対する人々の見方にも同様の変化が見られるようになった」。今日盛んに行なわれている賭け事は金銭に対する愛を育て,ラジオ,テレビ,映画,ビデオなどは物質的な欲望をかき立てます。賞金付きのゲーム番組や広告コンテストでさえ,金銭は,すべてではないにしろ,少なくともそれに近いものと思わせるメッセージを送ります。

近くにいながら疎遠になる

20世紀の初めには,ほとんどの人が田舎に住んでいました。21世紀の初頭には,世界人口の半分以上が都市に住むようになるだろうと言われています。「地球救出の猶予,あと5,000日」という本によれば,「将来の世代はおろか,今日都市に住んでいる人々のためにさえ,ちゃんとした生活水準を確保するのは至難の業」です。国連のワールド・ヘルス誌(英語)は,「都市に住む人の割合は世界的に急増している。……幾億もの人が現在,……健康に悪い,時には命が危うくなるような環境の中で暮らしている」と伝えています。

都市では,人々はお互いに近寄って住んでいながら,お互いにより疎遠になっていくというのは何という矛盾でしょう。テレビ,電話,インターネット,それにオンライン・ショッピングは確かに便利ですが,人々が顔を合わせて話す機会を奪っています。それで,ドイツのベルリナー・ツァイトゥング紙は,「20世紀は人口過密の世紀であり,孤独の世紀でもあった」と結論しています。

こうした状況は,ドイツのハンブルクで起きたような悲劇を生みます。あるアパートで,死亡してから5年もたつ男性の遺体が見つかったことがありました。シュピーゲル誌(ドイツ語)は,「親族も,近所の人も,当局者も気づかなかった」と述べ,「多くの市民にとってこの事件は,人に会うこともなく日を送ることが,また社会との接触のないことが,恐ろしいまでに日常的になっていることを象徴するものである」と付け加えています。

そうした悲しむべき状況を生み出した責任は,科学技術だけにあるのではありません。その責任は主に人間にあります。今世紀はかつてないほど多くの,「自分を愛する者,金を愛する者,……感謝しない者,……自然の情愛を持たない者,容易に合意しない者,……善良さを愛さない者,……神を愛するより快楽を愛する者」を生み出してきたのです。―テモテ第二 3:1-5。

1914年,際立った年

ウィンストン・チャーチルは,「20世紀の夜明けは輝かしく静穏であるように思えた」と述べています。多くの人は,前例のない平和と繁栄の時代が来ることを期待していました。しかし,「ものみの塔」誌は1905年9月1日号(英語)の中で,「やがてまた戦争が起きるであろう」と警告し,1914年に「大激変」が始まるとも述べていました。

実際にその出版物は,早くも1879年に,1914年が重要な年であることを指摘していました。後に同誌は,その年こそ神の王国が天に設立される時であることを,ダニエル書の中の聖書預言が正確に示していることを明らかにしました。(マタイ 6:10)しかし,1914年は,王国が地上の事柄を完全に支配する時ではなく,王国がその支配を開始する時でした。

聖書の預言は,「[わたしたちの時代に存在する]それらの王たちの日に,天の神は決して滅びることのないひとつの王国を[天に]立てられます」と予告していました。(ダニエル 2:44)キリストを王とするその王国は,臣民となることを願う,神を恐れる人たちをこの地上で集め始めました。―イザヤ 2:2-4。マタイ 24:14。啓示 7:9-15。

天での出来事と時を同じくして,「終わりの日」も1914年に始まりました。つまり,いまが盛りの事物の体制の滅びをもって終わる期間の始まりです。イエスは,その期間の始まりを特徴づけるものとして,世界大戦,食糧不足,疫病,壊滅的な地震,不法の増加,および神と人間に対する愛の低下などを予告されました。それらのことはすべて「苦しみの劇痛の始まり」となる,とイエスは言われました。―マタイ 24:3-12。

全く新しい世が間もなく到来する

「終わりの日」に入ってから85年がたった現在,この不満足な事物の体制の終わりが急速に近づいています。間もなく,キリストの治める神の王国は,「[いま存在する]これらのすべての王国を打ち砕いて終わらせ,それ自体は定めのない時に至るまで続きます」。―ダニエル 2:44。ペテロ第二 3:10-13。

そうです,神は地上から悪を一掃し,心の正しい人たちを全く新しい世へ迎え入れられます。「廉直な者たち(は)地に住み,とがめのない者たち(は)地に残され(ます)。邪悪な者たちは地から断ち滅ぼされ(る)」のです。―箴言 2:21,22。

何と喜ばしいメッセージでしょう。これは確かに,遠く広く宣明する価値のあるものです。神の王国は間もなく,戦争,貧困,病気,不正行為,憎しみ,不寛容,失業,犯罪,不幸,死など,20世紀に一層悪化した数々の問題を解決します。―詩編 37:10,11; 46:8,9; 72:12-14,16; イザヤ 2:4; 11:3-5; 25:6,8; 33:24; 65:21-23; ヨハネ 5:28,29; 啓示 21:3,4をご覧ください。

あなたは,義の宿る,言葉に表わせないほど幸福な世で永遠に生きるという見込みに魅力をお感じですか。ぜひとも,エホバの証人からもっと詳しくお聞きになってください。20世紀を特徴づけた重大な変化の時代が間もなく終わり,その後永遠にわたって祝福を享受できることを,エホバの証人はあなたご自身の聖書を使ってお話しするでしょう。

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全く新しい世が間もなく到来する

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