-
アルバニア2010 エホバの証人の年鑑
-
-
霊的にいっそう安定する
ナショー・ドーリーは生前このように語っていました。「これほど多くの出版物が翻訳されるのは喜ばしいことですが,本当に必要なのは『新世界訳』です。その優れた聖書は,信仰を築くための土台となります」。ナショーが亡くなって3年後の1999年,統治体は「クリスチャン・ギリシャ語聖書 新世界訳」をアルバニア語に訳すことを承認します。
2000年の大会で,アルバニア人の聴衆は,思いがけない贈り物を受け取ることになります。「クリスチャン・ギリシャ語聖書 新世界訳」のアルバニア語版が発表されたのです。勤勉に働く翻訳者たちは心血をそそぎ,わずか1年足らずで訳を完成させました。かつて共産党の国会議員だった正規開拓者の姉妹は,次のように書いています。「なんてすばらしいのでしょう。この翻訳をよく読んで初めて,聖書の散文,詩,流れるような記述の見事さがよく分かりました。イエスが奇跡を行なって非難やあざけりの的になった箇所を読んだとき,今まで感じたことのないような深い感動を覚えました。感動的な場面一つ一つをはっきり思い描くことができます」。
-
-
アルバニア2010 エホバの証人の年鑑
-
-
さらに,ヘブライ語聖書をアルバニア語に翻訳する作業も順調に進んでいました。
-
-
アルバニア2010 エホバの証人の年鑑
-
-
スプレーン兄弟がアルバニア語の「新世界訳聖書」全巻を発表し,聴衆は喜びに沸きました。
一人の古い兄弟はこう述べました。「どうりでサタンは邪魔しようと躍起になっていたんですね。エホバの民にこれほど多くの良いことが生じているので,怒りをあらわにしているのです」。
-
-
アルバニア2010 エホバの証人の年鑑
-
-
[194ページの図版]
アルバニア語の「新世界訳」全巻を発表するデービッド・スプレーン
-