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カバデールによる初の印刷版全巻英訳聖書ものみの塔 2012 | 6月1日
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カバデール聖書に関して意外なのは,神の名を「エホバ」という形で出していないことです。ティンダルはヘブライ語聖書の訳文中で神の名を20回用いましたが,J・F・モズリー著「カバデールとその聖書」(英語)によると,「1535年,カバデールはその語[エホバ]を全部退けた」ということです。しかし,後に「大聖書」には神の名エホバを3回含めています。
カバデール聖書は,本文中に神の名を出していないとはいえ,神聖四字<テトラグラマトン> ― 神の名を構成するヘブライ語の4文字 ― をタイトルページの上部にあしらった,最も初期の英訳聖書です。
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カバデールによる初の印刷版全巻英訳聖書ものみの塔 2012 | 6月1日
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[11ページの図版]
神聖四字(左)と,それを掲げている1537年版のタイトルページ
[クレジット]
Photo source: From The Holy Scriptures of the Olde and Newe Testamente With the Apocripha by Myles Coverdale
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