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  • 神ご自身の神聖な言葉を印刷し,配布する
    エホバの証人 ― 神の王国をふれ告げる人々
    • 1896年の前でさえ,協会は聖書の配布に力を入れていました。営利のためではなく読者へのサービスとして,入手可能な各種の聖書翻訳に注意を向け,手ごろな価格で手に入れるために大量に購入してから,時には表示価格のわずか35%の額で提供しました。その中には,持ち運びに便利で使いやすい様々な版の「ジェームズ王欽定訳」や,“教師用聖書”(用語索引,地図,欄外参照などの参考資料のついた「ジェームズ王欽定訳」),ギリシャ語に英語の行間訳をつけた「エンファティック・ダイアグロット訳」,ヘブライ語本文と英語本文を並べたリーサー訳,古代シリア語から訳したマードック訳,原語で神のみ名が出ている箇所に注目させる欄外参照や,ヘブライ語とギリシャ語の本文に表われている他の貴重な細かい情報が載っている「ニューベリー・バイブル」,最も完全な形で残っている古代の三つのギリシャ語聖書写本(シナイ写本,バチカン写本,アレクサンドリア写本)に見られる異文を示す脚注がついたティッシェンドルフの「新約聖書」,古代写本の異文だけでなく著名な学者による聖句の様々な翻訳を脚注で示した集注版聖書,ヤングの字義訳などが挙げられます。協会はさらに,「クルーデンの用語索引」や,原語のヘブライ語とギリシャ語の言葉に関する解説を載せたヤングの「分析用語索引」などの参考書も出しました。エホバの証人はその後何年もの間,世界中の他の聖書協会から,どんな言語の聖書であれ手に入るものを大量に入手して配布することを頻繁に行なっていました。

      現存する証拠によれば,協会は早くも1890年に,英国の聖書翻訳者ジョセフ・B・ロザハムの手による,「新約聖書の批評強意的新訳」の第2版に協会の名称を入れた特別印刷版の計画を進めました。その翻訳を選んだのはなぜでしょうか。それが字義訳であるという点,より正確なギリシャ語本文を確立するために行なわれた研究を十分に生かそうとしている点,さらにはギリシャ語本文の中で特に強調されている言葉や表現を見分けるための翻訳者の工夫が読者の役に立っていた点などが挙げられます。

      1902年には,ホルマン行別対訳聖書の特別印刷版が,ものみの塔協会の手配によって作られました。その欄外の広い余白には,様々な聖句がものみの塔の出版物のどこで説明されているかを示す資料が印刷してあり,多くの項目と共に聖句の引照や協会の出版物の有用な参照箇所を挙げた索引も付いていました。この聖書は二つの翻訳の表現を載せており,両者に何らかの違いがある場合は「欽定訳」を上に,「改正訳」を下に記しています。また,読者に原語の言葉の様々な意味を知らせるための膨大な用語索引も収録していました。

      その同じ年,ものみの塔協会は,“The Emphatic Diaglott”(「エンファティック・ダイアグロット訳」)の印刷版を入手しました。それには,J・J・グリースバッハのクリスチャン・ギリシャ語聖書のギリシャ語本文(1796-1806年版)に当てられた英語の行間訳と共に,米国イリノイ州ジュニーバに居を構えていた英国生まれのベンジャミン・ウィルソンによる本文の翻訳も付いています。その印刷版と独占出版権は買い取られた後に,協会に無料で譲渡されました。それまで在庫していた分が出た後は,協会がさらに生産する手はずを整え,増産分は1903年に入手できるようになりました。

      4年後の1907年には,「ジェームズ王欽定訳」の聖書研究者版が出版されました。これには付録として「ベレア人聖書教師便覧」が付いていました。また,聖書の各所から取られた聖句の短い解説や,さらに詳しい説明を載せたものみの塔出版物の参照箇所も載っています。約1年後には,付録をいっそう充実させた版が出ました。

  • 神ご自身の神聖な言葉を印刷し,配布する
    エホバの証人 ― 神の王国をふれ告げる人々
    • [604ページの図版]

      初期の聖書研究者たちが使っていた幾つかの翻訳

      ヤングの字義訳

      リーサー訳(ヘブライ語と英語の対訳)

      ティッシェンドルフの「新約聖書」(幾つかのギリシャ語写本の異文付き)

      マードック訳(シリア語から)

      「エンファティック・ダイアグロット訳」(ギリシャ語から英語)

      集注版聖書(様々な英訳付き)

      「ニューベリー・バイブル」(貴重な欄外の注が付いている)

      [605ページの図版]

      ロザハムの「新約聖書」,ものみの塔協会のために1890年ごろに印刷された版の序文

      [606ページの図版]

      ホルマン行別対訳聖書,ものみの塔協会の手配によって1902年に出版された

      [606ページの図版]

      ものみの塔版「ジェームズ王欽定訳」,特別に作られた用語索引が付いている(1942年)

      [607ページの図版]

      「アメリカ標準訳」,神のみ名エホバを6,870回余り使っている翻訳,ものみの塔版(1944年)

      [607ページの図版]

      バイイングトン訳(1972年)

日本語出版物(1954-2026)
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