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聖書の18番目の書 ― ヨブ記『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
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14,15 ビルダドはどのような論議をしますか。ヨブはなぜ神との訴訟で敗れるのではないかと恐れますか。
14 そこでビルダドは自分の論議を述べ,ヨブの息子たちは罪をおかしており,ヨブ自身も廉直ではないことをほのめかし,さもなければ,ヨブの言うことは神に聞き入れられるだろうと語ります。彼はヨブに以前の代の人々に頼り,父祖たちの探究した事柄を指針とするよう諭します。
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聖書の18番目の書 ― ヨブ記『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
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20,21 ビルダドはどんな苦々しい気持ちを言い表わしますか。ヨブは何に関して抗議しますか。ヨブはどこに信頼を置いていることを示しますか。
20 議論は白熱化してゆきます。ビルダドは今や苦々しく思います。というのは,彼はヨブがその友人たちを理解力のない獣に例えたように感じるからです。彼はヨブに,『地はあなたのために見捨てられるだろうか』と尋ねます。(18:4)ビルダドはヨブがほかの人に対する見せしめとして,恐るべき輪わなに落ちるであろうと警告します。ヨブには,彼の後に生きる子孫もなくなるでしょう。
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聖書の18番目の書 ― ヨブ記『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
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25 ヨブはこれに答えて,エリパズの無礼な非難を論ばくし,自分の義にかなった行動について知っておられる神の前で審理を行なってもらいたいと語ります。父親のいない者や,やもめや貧しい人々を虐げたり,殺人や盗みや姦淫を犯したりする者たちがいます。そのような者たちはしばらくは繁栄するように見えるかもしれませんが,やがて報いを受けることになります。彼らは無に帰せしめられるでしょう。『それで本当に今,だれがわたしをうそつきとするだろうか』と語って,ヨブは挑戦します。―24:25。
26 ビルダドとツォファルはさらに何と言いますか。
26 ビルダドはこれに対して手短に応酬し,人間はだれも神の前で清い者ではあり得ないという自分の論議を力説します。ツォファルはこの第3回の討論には加わろうとしません。彼には何も言うべきことがありません。
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