-
神聖な奥義を解く啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
-
-
16 (イ)キリスト教世界の指導者たちはだれに対して異例の憎しみを示しましたか。(ロ)中世のキリスト教世界ではどんなことが起きましたか。(ハ)プロテスタントの反抗,つまり宗教改革は,キリスト教世界の背教した歩みを変えさせましたか。
16 キリスト教世界の宗教界および俗界の指導者たちは,神の羊の群れの牧者であると唱えながら,聖書を読むように勧めたり,指導者たちの聖書に反する行ないを暴露したりした人すべてに異例の憎しみを示しました。ジョン・フスや聖書翻訳者ウィリアム・ティンダルは迫害され,殉教の死を遂げました。中世の暗黒時代の背教者による支配は,カトリック教会の行なった悪魔的な異端審問という形で頂点に達しました。教会の教えや権威に異議を唱える人は皆,情け容赦なく取り押さえられ,幾千人もの数え切れない,いわゆる異端者たちが拷問を受けて殺されたり,杭につけられて焼かれたりしました。こうしてサタンは,神の女のような組織の真の胤が直ちにことごとく打ち砕かれるのを確実に見届けるよう努めました。その後,プロテスタントの反抗,つまり宗教改革が(1517年以降)起きましたが,多くのプロテスタント教会は同様な不寛容の精神を表わしました。それらの教会もまた,神とキリストに対して忠節を保とうとした人々を殉教の死に追いやり,流血の罪を負いました。実際,『聖なる者たちの血』が惜しげもなく注ぎ出されたのです!―啓示 16:6。マタイ 23:33-36と比較してください。
-
-
神聖な奥義を解く啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
-
-
[31ページの図版]
キリスト教世界の宗教団体は,聖書を翻訳したり読んだりした人たちや,聖書を所持した人たちをさえ迫害したり殺したりしたため,同世界の宗教は重大な流血の罪を負っています
-