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「あなたたちは生き返る」エホバの清い崇拝 ついに回復される!
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9. 「神のイスラエル」は古代のイスラエルと似たどんな経験をしましたか。
9 イスラエルの回復に関する預言は,エゼキエルが語ったものを含め,後の時代にもっと大規模に実現することになっていました。(使徒 3:21)古代のイスラエル国民が「殺され」,長い間象徴的な意味で死んだ状態だったように,「神のイスラエル」,すなわち天に行くよう選ばれたクリスチャンの会衆も,象徴的な意味で殺され,長い間捕らわれて死んだような状態を経験しました。(ガラ 6:16)その会衆は全体として非常に長い期間にわたって捕らわれていたため,クリスチャンとしての状態はあたかも「乾き切っていた」骨のようでした。(エゼ 37:2)前の章で説明されたように,その期間は西暦2世紀に始まり,長い年月にわたりました。イエスが王国に関する小麦と雑草の例えの中で示していた通りです。(マタ 13:24-30)
エゼキエルが幻の中で見た「乾き切っていた」骨は,天に行くようエホバから選ばれた人たちが長い期間にわたって経験する,捕らわれて死んだような状態を表していた。(8,9節を参照)
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「あなたたちは生き返る」エホバの清い崇拝 ついに回復される!
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14. (ア)エゼキエル 37章24節の言葉は,この預言が主に実現する時がいつであることを示していますか。(イ)1919年にどんなことが起きましたか。(「『乾いた骨』と『2人の証人』 どう関係しているか」という囲みも参照。)
14 エゼキエルの預言のこの部分は,どのようにもっと大規模に実現したでしょうか。回復に関するこの預言は主に,関連した預言の中でエホバがエゼキエルに明らかにしたように,大いなるダビデであるイエス・キリストが王として統治し始めて間もなく実現することになっていました。b(エゼ 37:24)実際,1919年に,エホバはご自分の聖なる力をご自分の民の内に宿らせました。その結果,彼らはいわば生き返り,大いなるバビロンに捕らわれた状態から解放されました。(イザ 66:8)その後エホバは,彼らを自分たちの「土地」つまり比喩的なパラダイスに住まわせました。では,エホバの現代の民はどのように「大きな軍勢」になってきたのでしょうか。
15,16. (ア)エホバの現代の民はどのように「大きな軍勢」となってきましたか。(イ)エゼキエルのこの預言は,さまざまな問題や試練に立ち向かう上でどのように励みになりますか。(「再び立ち上がるための助け」という囲みを参照。)
15 キリストが1919年に忠実な奴隷を任命してから間もなく,神に仕える人たちは預言者ゼカリヤが予告していたことを経験し始めました。帰還したユダヤ人たちの中で奉仕していたゼカリヤは,「多くの人々や強い国々が……エホバに仕えるため……やって来る」と述べました。「あらゆる言語の国々から来た10人の人」が,エホバに仕えるためにやって来るのです。その人たちは,「神のイスラエル」を表す「1人のユダヤ人」の服をしっかりつかんでこう言います。「あなたたちと一緒に行かせてほしい。神があなたたちと共にいる,と聞いたからだ」。(ゼカ 8:20-23。ガラ 6:16)
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清い崇拝 徐々に回復されるエホバの清い崇拝 ついに回復される!
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囲み 10A
清い崇拝 徐々に回復される
「カタカタという音」がした
ウィリアム・ティンダルといった人たちが聖書を英語や他の言語に翻訳した。
「筋や肉」が付いた
チャールズ・T・ラッセルと仲間たちが,聖書の真理が再び明らかになるようにした。
「彼らは生き返って,立ち上がった」
エホバの民は1919年にいわば生き返り,伝道活動にいっそう力を注いだ。
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「乾いた骨」と「2人の証人」 どう関係しているかエホバの清い崇拝 ついに回復される!
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囲み 10B
「乾いた骨」と「2人の証人」 どう関係しているか
1919年に,関連する2つの預言が実現しました。「乾いた骨」についての預言と,「2人の証人」についての預言です。「乾いた骨」に関する幻は,非常に長い期間(実際には約1800年間)の終わりに,神の民の大きなグループが生き返ることを予告していました。(エゼ 37:2-4。啓 11:1-3,7-13)一方,「2人の証人」に関する預言は,短い期間(1914年の後半から1919年の前半)の終わりに,神に仕える人たちの小さなグループが生き返ることについて述べていました。どちらの預言も象徴的な復活を描写しており,現代に実現しました。1919年にエホバは,天に行くよう選んだ人たちを「立ち上が」らせ,大いなるバビロンに捕らわれた状態から解放し,回復された会衆に集め入れたのです。(エゼ 37:10)
とはいえ,この2つの預言の実現には重要な違いがあります。「乾いた骨」に関する預言は,天に行くクリスチャンのうち地上に残っている人たちの全員が生き返ることを予告していました。一方,「2人の証人」に関する預言は,その人たちの一部について予告していました。組織の中で中心的な役割を果たしていて,「忠実で思慮深い奴隷」として任命された人たちのことを述べていたのです。(マタ 24:45。啓 11:6)a
「谷あいの平原……は骨でいっぱいだった」(エゼ 37:1)
西暦100年より後
西暦2世紀以降,天に行くよう選ばれたクリスチャンたちの会衆が象徴的な意味で殺された時,「谷あいの平原」は「骨」でいっぱいになった。
1919年前半
1919年: 「乾いた骨」が生き返った。エホバは天に行くよう選んだ人たち全員を大いなるバビロンから去らせ,回復された会衆に集め入れた。
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