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旧ユーゴスラビアの国々2009 エホバの証人の年鑑
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サラエボが包囲された時,リリアナ・ニンコビッチと夫のネナドは市内から出られず,しかも二人の娘と離れ離れになってしまいました。リリアナはこう言います。「それまでは,二人の子どもを持ち,アパートと車のある普通の家族でしたが,急にすべてが変わってしまったのです」。
しかし,この家族はしばしばエホバの保護のみ手を経験しました。リリアナはさらにこう述べています。「住んでいたアパートを出た直後にそこが砲撃を受けるということが二度ありました。また,苦しい中でも小さなことを喜ぶようにしました。例えば,公園に行ってタンポポの葉を摘んだものです。それをサラダにして,お米だけの食事に添えました。あるもので満足し,何にでも感謝することを学びました」。
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旧ユーゴスラビアの国々2009 エホバの証人の年鑑
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[197ページの図版]
リリアナと娘たち
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