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『巻き物を開くにふさわしい者はだれか』啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
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さらに,24人の長老については,幕屋でエホバに香をたいてささげた古代イスラエルの祭司の務めによって表わされていた,天の祭司の役割を果たしている様子が示されています。イスラエルの祭司の務めは,神がモーセの律法をイエスの苦しみの杭にくぎづけにして取り除かれた時に地上で終わりました。(コロサイ 2:14)
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『巻き物を開くにふさわしい者はだれか』啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
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15 (イ)イスラエルでは,だれだけが幕屋の至聖所に入る特権に恵まれていましたか。(ロ)至聖所に入る前に香をたくことは,大祭司にとってどうして生死にかかわる事柄でしたか。
15 古代イスラエルでは,エホバが象徴的な仕方で臨在しておられる至聖所に入ることは,大祭司だけに限られていました。大祭司にとって,香を携えて行くことは,生死にかかわる事柄でした。エホバの律法はこう述べています。「[アロン]は,エホバの前にある祭壇の燃えるおき火を満たした火取り皿を取り,また両の手のくぼみに細かな薫香を満たして,それを垂れ幕の内側に携えて行くように。次いでその香をエホバの前で火の上に置かねばならない。香の煙が証の上にある箱の覆いを覆いつくすようにして,彼が死ぬことのないようにするのである」。(レビ記 16:12,13)大祭司は香をたかない限り,至聖所に首尾よく入ることはできませんでした。
16 (イ)キリスト教の事物の体制の中では,だれが対型的な至聖所に入って行きますか。(ロ)油そそがれたクリスチャンはどうして『香をたか』なければなりませんか。
16 キリスト教の事物の体制の中では,対型的な大祭司イエス・キリストだけでなく,14万4,000人の従属の祭司の各々もまた,やがて対型的な至聖所,つまり天のエホバのおられる場所に入ることになります。(ヘブライ 10:19-23)24人の長老によってここで表わされている,これらの祭司たちは,『香をたか』ない限り,つまりエホバへの祈りと祈願を絶えずささげない限り,この至聖所に入ることはできません。―ヘブライ 5:7。ユダ 20,21。詩編 141:2と比較してください。
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