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    啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
    • ユーフラテス川はかれた

      20 第六のラッパの音と第六の鉢の中身が注ぎ出されることは両方ともユーフラテス川とどのように関係していますか。

      20 第六のラッパの音は「大川ユーフラテスのところにつながれている四人のみ使い」が放たれることを告げ知らせました。(啓示 9:14)歴史的に言って,バビロンはユーフラテス河畔に位置した大きな都市でした。それで,1919年に象徴的な四人のみ使いが放たれると共に,大いなるバビロンの重大な倒壊が生じました。(啓示 14:8)ですから,神の怒りの第六の鉢がユーフラテス川とも関係していることは,注目に値します。「また,第六の者がその鉢の中から大川ユーフラテスの上に注ぎ出した。すると,その水はかれてしまった。日の昇る方角から来る王たちのために道が備えられるためであった」。(啓示 16:12)これもまた,大いなるバビロンにとっては悪い知らせです!

      21,22 (イ)西暦前539年に,保護の役目をするユーフラテス川の水はバビロンにとってどのようにかれましたか。(ロ)大いなるバビロンは「水」の上に座っていますが,その「水」とは何ですか。その象徴的な水は今でさえどのようにかれかかっていますか。

      21 古代バビロンが最盛期を迎えたころ,水量豊かなユーフラテス川の流れはこの都の防衛体制の要の一つでした。西暦前539年にペルシャ人の指導者キュロスがその水を別の水路へ引いた時,川の水はかれました。こうして,「日の昇る方角」(すなわち,東)から来る王たち,ペルシャ人キュロスとメディア人ダリウスがバビロンに入って,これを征服する道が開かれました。その危急の時に臨んで,ユーフラテス川はこの大いなる都を防衛するのに役立ちませんでした。(イザヤ 44:27–45:7。エレミヤ 51:36)同様のことが,偽りの宗教の世界的な制度である現代のバビロンにもまさに起きようとしています。

      22 大いなるバビロンは『多くの水の上に座っています』。啓示 17章1節と15節によれば,その水は「もろもろの民と群衆と国民と国語」,つまり同バビロンにより保護者とみなされてきた信奉者の大群を象徴しています。しかし,その「水」はかれようとしています! 以前,大いなるバビロンが大きな影響力を持っていた西欧諸国では,幾千幾百万もの人々が宗教を公然と無視しています。ある国々では,宗教の影響力を一掃しようとする政策が長年にわたって公然と行なわれましたが,それらの国々の一般大衆は宗教のために立ち上がりませんでした。同様に,大いなるバビロンの滅ぼされる時が来る際,しだいに減少しているその信奉者たちは決して保護者とはならないでしょう。(啓示 17:16)大いなるバビロンは何億人もの成員を有していると主張しますが,「日の昇る方角から来る王たち」の前には無防備な状態にあります。

      23 (イ)西暦前539年当時の「日の昇る方角」から来る王たちとはだれでしたか。(ロ)主の日の期間中の「日の昇る方角から来る王たち」とはどなたのことですか。そのお二方はどのように大いなるバビロンを滅ぼされますか。

      23 それら王たちとはだれのことですか。西暦前539年当時,それらの王は古代の都バビロンを征服するためにエホバにより用いられたメディア人ダリウスとペルシャ人キュロスでした。現代の主の日にも,大いなるバビロンの偽りの宗教制度はやはり人間の支配者たちによって滅ぼされます。しかし,この度もまた,その滅びは神からの裁きによるものです。「日の昇る方角から来る王たち」であられるエホバ神とイエス・キリストは,大いなるバビロンを攻撃して完全に滅ぼすという「考え」を人間の支配者たちの心の中に入れます。(啓示 17:16,17)第六の鉢の中身が注ぎ出されることにより,その裁きはまさに執行されようとしていることが公に告げ知らされます!

  • 終わりに至る神の怒り
    啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
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      「その水はかれてしまった」

      今でさえ,バビロン的な宗教に対する支持は多くの場所で,いわばかれようとしています。このことは,「日の昇る方角から来る王たち」が攻撃を行なう際に起きる事柄を示唆しています。

      「ある全国調査によれば,[タイ]の首都圏に住む人々で,全然,仏教寺院に行かず,説教を聴こうともしない人が75%に達する一方,寺院を訪れる田舎の人々は着実に減少して,約50%になった」― バンコク・ポスト紙,1987年9月7日付,4ページ。

      「2,000年ほど前に,[中国]大陸で興された道教は魔力を失ってきた。……彼らとその前任者たちが大勢の崇拝者たちを得るために利用した魔術的な仕掛けが失われたため,祭司たちには後継者がおらず,本土の組織化された宗教としての道教は,事実上絶滅の危機に直面している」― アトランタ・ジャーナル・アンド・コンスティテューション誌,1982年9月12日号,36ページ-A。

      「日本は……世界でも外人宣教師が最も多く集中している国の一つで,宣教師は5,200人近くいるが……クリスチャンは人口の1%にも満たない。……1950年代以来,この国で働いているフランシスコ会の一司祭は……『日本における外人宣教師の時代は終わった』と考えている」― ウォールストリート・ジャーナル紙,1986年7月9日付,1ページ。

      英国では,過去30年間に,「英国国教会の1万6,000の教会堂のうち,ほぼ2,000の教会が使われなくなったため閉鎖された。出席者数は低下し,キリスト教を奉ずると称する国の中で出席者の最も少ない国の一つになった。……『今や,英国はキリスト教国とは言えない』と,[ダーラムの主教]は語った」。―ニューヨーク・タイムズ紙,1987年5月11日付,A4ページ。

      「本日,何時間にもわたる激論の末,ギリシャ正教会の所有する莫大な財産を社会主義政府が引き継ぐことを可能にする法律が[ギリシャの]議会で可決された。……加えて,その法律によれば,ホテル,大理石採掘場,事務所用ビルを含め,高く評価されている教会の投資物件を管理する責任のある教会の評議会や委員会は聖職者以外の役員により監督されることになった」― ニューヨーク・タイムズ紙,1987年4月4日付,3ページ。

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