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『ああ,神の知恵の深さよ』ものみの塔 2011 | 5月15日
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枝は全体として,アブラハムの胤の副次的な部分に含まれる『数のそろった』人たちを表わします。
14,15. 栽培されたオリーブの木からだれが「折り取られ」,だれが接ぎ木されましたか。
14 オリーブの木の例えの中で,イエスを退けた生来のユダヤ人は,『折り取られた』枝になぞらえられています。(ロマ 11:17)アブラハムの胤の一部となる機会を失ったのです。では,だれがその代わりになるのでしょうか。アブラハムの肉の子孫であることを誇りとしていた生来のユダヤ人の観点からすると,その答えは考えられないものでした。しかし,バプテスマを施す人ヨハネは,エホバは望まれるなら石からでもアブラハムに子どもたちを起こすことがおできになる,と前もって警告していました。―ルカ 3:8。
15 エホバはご自分の目的を果たすために何を行なわれたでしょうか。パウロの説明によれば,野生のオリーブの木の枝が,折り取られた枝の代わりに,栽培されたオリーブの木に接ぎ木されました。(ローマ 11:17,18を読む。)それで,霊によって油そそがれた諸国民のクリスチャンがローマの会衆にもいましたが,そのような人たちが象徴的なオリーブの木に比喩的に接ぎ木され,アブラハムの胤の一部となりました。彼らはもともと野生のオリーブの枝のようであり,この特別な契約にあずかる機会はありませんでした。しかしエホバは,彼らが霊的ユダヤ人となる機会を開かれました。―ロマ 2:28,29。
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