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過ぐる1年の際立った事柄2003 エホバの証人の年鑑
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支部の献堂
2002奉仕年度中,カリブ海に浮かぶ美しい島トリニダードでは,支部の献堂式が行なわれました。1985年にトリニダードの支部施設がエホバに献堂されて以来,伝道者数は94%も増加しました。そのため,支部施設を増改築する必要が生じ,結果として床面積は2倍になりました。現在の支部には,新しい宿舎棟,事務所,図書室,受付ロビー,食堂,厨房などがあります。隣接している王国会館も改築され,拡張されました。このプロジェクトは地元の自発奉仕者たちだけで成し遂げられました。
2001年9月29日,14の国や地域の代表者220名ほどと,地元の兄弟姉妹695名が一堂に会して,献堂式が行なわれました。出席者は,業の神権的な歴史に関する励みの多い報告に耳を傾けました。その中では,イベンダー・J・カワードやウィリアム・R・ブラウンの果たした役割にも触れられました。今なお正規開拓奉仕を行なっている88歳の姉妹を含め,外国から来ている宣教者幾人かが,50年余り昔のトリニダードでの割り当てに関する感動的な経験を述べました。
統治体のスティーブン・レットが献堂式の話を行ないました。レット兄弟は,「昔と今のエホバの崇拝の家を高く評価する」という主題で話を展開し,エホバを崇拝するのは人であって,建物ではないという点を強調しました。そして,感謝にあふれた崇拝者であることを,従順と行状によって示すよう,兄弟たちを優しく励ましました。
次の日には,スペースの関係で献堂式のプログラムに出席できなかった人たちのために,ポートオブスペイン市で特別集会が開かれました。1万3,000人余りの人たちが出席しました。お隣のトバゴ島でも,300人余りの兄弟たちが電話回線で同じプログラムに耳を傾けました。レット兄弟は,「謙遜さを培ってエホバとの関係を守りなさい」という話をしました。出席者全員は,拡張された支部施設の献堂のことで「ただ喜びに満ち」ました。―申 16:15。
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過ぐる1年の際立った事柄2003 エホバの証人の年鑑
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[28,29ページの図版]
トリニダード支部の献堂式には14の国や地域の代表者と地元の兄弟姉妹が出席した
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