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エホバの証人 ― 1993 年鑑の報告1993 エホバの証人の年鑑
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フィンランド
1992年6月13日,フィンランドのバンターとしては異例なほど暖かい夏の日となりました。1年3か月のあいだ進められてきた支部事務所の増築が完了し,ついに献堂式の日が来たのです。99人のベテル家族と,100人を超す一時的な建設奉仕者,国内のすべての旅行する監督が招待されました。献堂式のプログラムを聞くため,王国会館や食堂,新しい施設の他の場所に合計559人が集まりました。
ベテル・ホームが最初に建てられて以来,増築は今回で7度目です。地帯監督としてスカンディナビア諸国を訪問していたロバート・トレーシーは献堂式の話の中で,「お隣のスウェーデンに行った時,フィンランドではいつも工事をしていると言われました」と述べました。元の建物には最新式の印刷設備,製本部門,発送部門,事務所,住居があります。5階建てで約7,200平方㍍の増築部分は,ベテルの39の部屋,健康管理のための施設,サウナ,倉庫から成っています。これは,今までこの支部施設で行なわれた中で最大の増築でした。現在,建物全体の床面積は約2万1,600平方㍍になっています。
フィンランドはロシアと隣接しており,何十年もの間,西側世界と旧ソ連との間の門になっていました。ですからフィンランド支部は,フィンランド語の出版物の生産に加え,エストニア語の「ものみの塔」誌と,リトアニア語やラトビア語の出版物の印刷を行なっています。フィンランドの1万8,316人の伝道者は,エホバが東ヨーロッパでのご自分の業を支える点でそのような特権を与えて僕たちに報いてくださったことをとてもうれしく思っています。ベテル・ホームの増築部分は大きな祝福であり,その地域に住むエホバの証人すべてにとって益となるでしょう。
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エホバの証人 ― 1993 年鑑の報告1993 エホバの証人の年鑑
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[28,29ページの図版]
フィンランド
フィンランド支部の大きな増築部分は1992年6月13日に献堂された
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