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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1987
塔87 6/1 28–30ページ

新しく始まる学校

この記事は,ギレアデ学校の第82期生の卒業式に司会者が行なった結びの話の要旨です。

ものみの塔ギレアデ聖書学校は1943年2月に始まって以来,宣教者の業のために6,000人以上の献身したエホバの証人の奉仕者を訓練してきました。この学校は40年以上にわたってそうした宣教者たちを送り出してきましたが,その間,王国に関する徹底的な証しを受ける機会が幾十もの国々に開かれてきました。エホバが成し遂げてこられた事柄を振り返るとき,神の民は驚くべき預言の成就を見て確かに歓びます。

預言者はイザヤ 49章9節から12節で,「大いなるバビロン」に宗教的な意味で捕らわれていた,義に傾く心を持つ人々の解放を予告していました。エホバは,地上にいるご自分の油そそがれた奴隷級を通して,次のような号令を発してこられたのです。「捕らわれ人たちに『出よ!』と言い,闇にいる者たちに『現われよ!』と言(え)。彼らは道のほとりで牧草を……食うであろう。彼らは飢えることも,渇くこともない。また,焼けつくような熱や太陽が彼らを打つこともない。彼らに哀れみを抱いている方がこれを率いて,水の泉のほとりに導くからである。……見よ,これらの者は遠い所から来る」。この命令にこたえ応じてきた人はいたでしょうか。確かにいました。心の正直な人々が,あらゆる場所から,幾百万人もやって来たのです。それらの人たちは,自分たちが真理に飢えている者であることを示し,神の言葉で養われ,その啓発を受けることを望み,「大いなるバビロン」から霊的に解放されることを求めました。(啓示 17:5)今では彼らは,神の王国組織の地的な領域におり,豊かな霊的食物で養われています。

著しい増加

1940年代半ばに,ギレアデの宣教者たちから最初に益を受けた地域の中には,中南米の国々やカリブ海地方が含まれていました。それらの場所には伝道者がほとんどいなかったので,王国の徹底的な証しを行なうことは真の挑戦となりました。例えば,1944年当時,プエルトリコには25人の伝道者しかいませんでした。コスタリカの伝道者は181人でした。1944年に最初のギレアデの卒業生が到着したとき,メキシコの伝道者は2,431人でした。しかし,真理に飢える人々が宗教的な暗闇から出て,自分たちが神の王国を求める者であることを示すにつれ,彼らは熱心に宣べ伝えるようになりました。中には開拓奉仕者の名簿に載せられた人もおり,男子は責任を担えるようになりました。それはどんな結果につながりましたか。今日,プエルトリコは,1947年にカリブ海地方の12の国々が報告した数の4倍に相当する2万1,943人という活発な奉仕者の数を報告しています。コスタリカには現在,40年前の中央アメリカ全域の伝道者数を上回る伝道者がいます。メキシコは今年の1月に,20万6,000人余りの伝道者の新最高数を報告しました。これは,40年前に世界中で宣べ伝えていた伝道者の数とほとんど同じ数です。

南米でも伝道者は同じように増加してきました。1947年に宣教者たちが初めて派遣されたとき,アルゼンチンの伝道者は790人でしたが,今日では,6万3,613人の活発な奉仕者がいます。これは,40年前に南米の12の異なった国々で宣べ伝えていた全伝道者の26倍に相当します。また,ブラジルについてはどうでしょうか。最初の宣教者が派遣された1945年には,わずか394人の伝道者が証しの業を行なっていたにすぎませんでしたが,それらの人たちが忍耐強く奉仕した結果,ブラジルの伝道者は20万人を突破しました。この数字は,1947年に南米全体で活発に宣べ伝えていた人々の80倍以上に相当します。南米大陸の他の国々も著しい増加を経験してきました。

極東に目を向けると,そこでもエホバからの祝福を示す驚くべき証拠を見ることができます。幾十万という人々が,解放をもたらす王国の真理の音信を聞いて暗闇から出ることができたのです。日本に初めて宣教者が割り当てられた1949年に,その国で報告していたのはわずか8人の伝道者でした。40年前,活動を報告していたアジアの八つの国における活発な奉仕者は合計475人でした。ところが,今では日本だけで11万6,272人の伝道者がいるのです。

南太平洋地域には,1959年に至るまで二つの支部しかありませんでした。必要のより大きな場所で奉仕するためにオーストラリアから移ってきた伝道者たちによる援助と,他の会衆の伝道者たちや幾人かの宣教者たちの努力のおかげで,様々な島から成る区域の幾万人もの人々に良いたよりが伝えられてきました。今,その同じ地域には,ほかに六つの支部があります。

アフリカの発展の歴史も興奮に満ちています。1947年には,17の国々が合計2万4,896人の伝道者を報告していましたが,良いたよりを速やかに広めるよう宣教者たちが援助した結果,ほどなくして幾十万もの人々がエホバとその義を求める者であることを示すようになりました。今ではナイジェリアだけで,約13万人のエホバの証人が王国の音信を熱心にふれ告げています。

解放をもたらすエホバの真理の言葉が成し遂げている事柄をエホバが喜んでおられることに疑問の余地はありません。エホバの言葉は,エホバがそれを送り出された目的に関して確かな成功を収めています。(イザヤ 55:10,11)現在こうした大規模な収穫が行なわれているので,わたしたちはその同じみ言葉から,エホバがさらに多くの熟練した牧者を起こされるという確信を得ることができます。(エレミヤ 23:4と比較してください。)統治体は,協会の多くの支部と野外において,責任を担う資格ある男子の必要性が高まっていることを鋭く意識しています。この必要を満たす助けとして幾つかの手段が講じられてきました。

宣教訓練学校

ギレアデ学校の第82期卒業生の皆さん,そしてこの最も築き上げる場に臨んでおられるすべての方々は,1987年の秋に新しい学校が始まるのを知って喜ばれることでしょう。宣教訓練学校と呼ばれるこの学校は,ものみの塔ギレアデ聖書学校の分校となるため,一部の外国の兄弟たちも出席できます。最初のクラスは,協会が初期の発展を遂げる最初の拠点となった,米国ペンシルバニア州ピッツバーグ市で,今年の10月1日ごろに開かれる予定です。最初のクラスが終了した後,他のクラスも米国の様々な場所で,一定の間隔を置いて開かれるようになるでしょう。

入校する人たちは,一定の霊的な資格を満たしていなければなりません。最初に訓練を受けるのは,健康な独身の長老や奉仕の僕たちです。できるなら開拓者であることが望まれます。学校に招待される人は,世界の畑に必要の大きい所があればどんな所でも,訓練された通りに進んで仕えなければなりません。それには,進んで自らを差し出したイザヤのような精神が求められます。イザヤは,「ここにわたしがおります! わたしを遣わしてください」と言いました。(イザヤ 6:8)この第82期卒業生の皆さんも,百以上の国々ですでに奉仕している宣教者も,訓練された他の兄弟たちと一緒に肩を並べて働くときを待ち望むことができます。

宣教訓練学校のための全く新しいカリキュラムが準備されています。会衆の長老や奉仕の僕としてある程度の組織上の経験を持つ資格ある兄弟たちの訓練を目的とした学校が設けられました。

進歩することが必要

クリスチャン会衆は,西暦33年のペンテコステの祭りの日以降,エルサレムでも,ユダヤとサマリアの全土でも,また後には地の最も遠い所にまで,非常に積極的に良いたよりを広めました。(使徒 1:8)諸国民の間で先頭に立って福音を宣べ伝える活動に携わった使徒パウロは,西暦60年ごろにコロサイ人にあてた手紙の中で,「その希望は,良いたよりの真理が語り告げられることによってあなた方が以前に聞いたものです。その良いたよりはあなた方のところにもたらされましたが,世界じゅうで実を結んで増大してい(ます)」と語りました。そして,さらにそれら仲間の信者たちに,『自分たちの聞いた良いたよりの希望からそらされないでいなさい。その良いたよりは天下の全創造物の中で宣べ伝えられたのです』と告げました。―コロサイ 1:5,6,23。

初期クリスチャンたちは,比較的短期間に良いたよりを遠く広く伝えました。エホバは弟子の数を何倍にもして増加をもたらされたので,会衆内で教え,群れを牧する資格のある男子が一層多く求められました。そうした責任を託された年若い監督の一人にテモテがいました。使徒パウロは何を行なうようテモテに勧めたでしょうか。テモテの訓練は絶え間なく行なわれることになっていました。こう記されています。「こうした忠告を兄弟たちに与えることによって,あなたはキリスト・イエスのりっぱな奉仕者,すなわち,信仰とあなたが……従ってきたりっぱな教えとの言葉で養われた奉仕者となるでしょう。……敬虔な専心を目ざして自分を訓練してゆきなさい」。(テモテ第一 4:6-8)こうした訓練は,体の運動や訓練も含む,ある種の個人的な関心事や目的の追求に熱中することよりもはるかに重要です。テモテは自分の奉仕の務めを十分に果たすため,自分自身と自分の教えとに注意を払わねばなりませんでした。

ギレアデ学校のこの第82期卒業生の皆さんは,宣教者としての活動のための訓練を受けました。皆さんは,教える資格を備えた監督たちから優れた霊的な賜物を分け与えられたのです。今度はさらに,会衆の責任を担う点で,ある程度の経験を持つ資格ある男子のための優れた教育課程が備えられるようになりました。それらの男子は敬虔な専心を目ざして訓練されるでしょう。そうした訓練は,正しい見方を保つように彼らを助け,パウロがテモテにあてた手紙の中でさらに語った事柄に注意を集中するよう彼らを備えさせることになるでしょう。パウロはこのように述べました。「あなたの若さをだれにも見下げられることのないようにしなさい。かえって,語ることにも,行状にも,愛にも,信仰にも,貞潔さにも,忠実な者たちの手本となりなさい。……公の朗読と説き勧めることと教えることにもっぱら励みなさい。これらのことをよく考えなさい。それに打ち込んで,あなたの進歩がすべての人に明らかになるようにしなさい」― テモテ第一 4:12,13,15。

テモテの場合と同様に,今日,会衆の責任ある立場に任命されている兄弟たちは,比較的年若い男子も含めて,今こそ自分たちの進歩を明らかにすべきふさわしい緊急な時であるということを理解していなければなりません。そのようにするなら,自分が神の規準にかなっており,霊的な関心事を気遣う誠実な気持ちを抱く者であるという証拠を心から示すことになり,さらに勝った奉仕の特権の資格を得るようになります。―フィリピ 2:20,21。

神の目的が果たされる最終段階にある今の必要を考えると,エホバの組織内のどこであれ,エホバに用いていただけるのは特権です。わたしたちはこの新しい,時宜にかなった宣教訓練学校が組織によって備えられたことを,偉大な牧者としてのエホバと,りっぱな羊飼いであるイエス・キリストに深く感謝いたします。

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