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ブラジル1997 エホバの証人の年鑑
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エーリッヒ・カットナーは,1939年と1940年に,ブラジルの奥地で証言していた時,出版物の入ったかばんを枕に,よく野宿をしたことを今でも覚えています。当時エホバの証人は全国に数百人しかいませんでした。彼が訪問する家の人で聖書を持っている人はごくわずかでした。関心を持つ人たちに配布する聖書を入手するために,よく地元の聖書協会の店に行きましたが,しばらくするとその店は彼に聖書を売ってくれなくなりました。しかし,彼はこう言います。「私は1963年にニューヨーク市で開かれた『永遠の福音』大会に出席するという,胸のわくわくするような特権をいただきました。その大会で,ポルトガル語を含む六つの言語の『クリスチャン・ギリシャ語聖書 新世界訳』が発表されたのです。私は特にポルトガル語の聖書を受け取ったことをエホバに感謝しました。任命地のブラジルで使うことができるからです」。
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ブラジル1997 エホバの証人の年鑑
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[205ページの図版]
ポルトガル語の「新世界訳」の出版を喜ぶエーリッヒ・カットナー
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