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ブラジル1997 エホバの証人の年鑑
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この地域では,ある都市から別の都市へ行くのに船で数日かかることがありますが,それは別に珍しいことではありません。人口2万人の町アマゾナス州エイルネペで奉仕するよう任命された二人の特別開拓者は,こう書いています。「任命地までの旅行は船で13日かかりました。私たちは船も自分たちの区域の一部であると考えました。船に乗っている間に,数冊の出版物を配布し,8件の聖書研究を始めて,それぞれ1日に2回司会しました。アマゾン流域地方では213人の特別開拓者が,神の言葉から益を受けるよう人々を援助する業に忙しく携わっています。
協会の船に乗り込んで
1991年以来,数人の特別開拓者は宣教に通常必要とするものの一つとして船を用いてきました。その年に協会は,その目的のための船を2隻備えました。ボアス・ノバス(良いたより)号は,ネグロ川,プルス川,マデイラ川,ソリモンエス川を航行します。プロクラマドール・ダス・ボアス・ノバス(良いたよりの宣明者)号は,アマゾン川の河口にあるマラジョ島 ― その広さはオランダと同じ ― の周りを回っています。
それぞれの船には5人の特別開拓者が割り当てられて乗っています。二組の開拓者は奉仕に出かけますが,一人の開拓者は船に残り,食事の準備や掃除を行なうと共に,生じ得る海賊行為を警戒します。主要な目的は,川岸にある小さな村落の住民や,杭の上に建てられた小屋や水上に浮かぶ家屋に住む人たちと接触することです。
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ブラジル1997 エホバの証人の年鑑
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[170ページの図版]
良いたよりを宣べ伝えるためにアマゾン川の河口で用いられている船
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