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全地で宣べ伝えて教える2010 エホバの証人の年鑑
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カンボジア
ルーイというカンボジアの開拓者の姉妹は,自転車で定期的に村まで出かけます。その村には高床式の竹で出来た家々が並んでおり,姉妹はそこで聖書研究を司会しています。記念式の三日前,研究生の家で記念式の意義について説明していた時,何を話しているのかと子どもたちが集まってきて,質問し始めました。子どもの数はだんだん増えてゆきました。ルーイは記念式の招待状を57枚渡しました。翌日,ルーイは別の研究を司会するため自転車で村にやって来ました。研究生は,親族や友人も出席を望んでいると言ったので,ルーイは研究生が渡せるよう,招待状を20枚置いてゆきました。ルーイは,招待した人全員を記念式に連れて行けるかどうか心配になります。祈った後,一人の研究生の父親に相談しました。その人は村の代表を務めていました。研究生の父親はルーイに,トゥクトゥクを1台手配すれば全員が行けると言いました。それは,客が乗る小さな車両をバイクで引く乗り物で,通常は4人掛けです。でも,立ったりだれかのひざの上に座ったりすればみんなが行ける,と言うのです。この村から18人が出席し,ルーイは大喜びしました。
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全地で宣べ伝えて教える2010 エホバの証人の年鑑
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[55ページの図版]
姉妹はトゥクトゥクを1台だけ手配した
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