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聖木聖書に対する洞察,第2巻
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アシェラ ラス・シャムラ文書は,この女神が「生き物の創造者」であるエル神の妻であることを明らかにし,この女神を「海の淑女アシェラ」また「神々の先祖」と呼んでいます。このことからすると,アシェラはバアルの母にもなります。ところが,聖書の記録だけでなく,聖書以外の資料の中でも認められるように,バアル神崇拝の3人の著名な女神(アナト,アシェラ,アシュトレテ)の役割はかなり重複していたようです。アシュトレテはバアルの妻として通っていたようですが,アシェラもやはりそのように見られていた可能性があります。
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