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エブス聖書に対する洞察,第1巻
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エブス人の王アドニ・ツェデクは,イスラエル人がその地の取得 ― エリコとアイの攻略,およびギベオン人の降伏 ― を首尾よく成し遂げてゆくのを見て,その侵入を阻止しようと決意した5人の王の同盟の先頭に立ちました。(ヨシュ 9:1,2; 10:1-5)その後に生じた戦闘の最中,エホバは太陽と月をとどまらせ,同盟軍は撃ち破られました。そして,王たちは捕らえられて死に処され,その死体はすべての者に対するみせしめとして杭に掛けられました。(ヨシュ 10:6-27; 12:7,8,10)イスラエル人がエブスに火を放ち,これを焼き払ったのは,この勝利の後であったのかもしれません。―裁 1:8。
約束の地の南部と中央部を平定する戦いが終了すると,ヨシュアは次に,ヨルダンの西の地域の北方の部分に注意を向けました。エブス人は再び抵抗し,このたびはハツォルの王ヤビンの旗の下に集結しました。イスラエルはまたしてもエホバの助けによって彼らを撃ち破りました。(ヨシュ 11:1-8)それにもかかわらず,エブスが焼かれてから土地の分配が行なわれるまでの期間のどこかで,エブス人は戦略上重要なエルサレムの高台を再び支配下に置き,そこを400年のあいだ保有しました。―ヨシュ 15:63。
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エブス聖書に対する洞察,第1巻
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ついに西暦前1070年,ダビデはエブス人のとりでであるシオンを征服しました。(サム二 5:6-9; 代一 11:4-8)
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