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「圧制に満ちた都市」目ざめよ! 1994 | 1月8日
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「[都市F]は,北アメリカにある大きな都市の中では最も安全なところだが,増える失業,犯罪発生率の増加,民族間の敵対感情のため,市民は成功が必ずしも良いことなのかどうか疑問を持つようになった。犯罪のため……都市の活気がなくなった。性的暴行は19%増加した。……殺人は50%近く増えた」。
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「圧制に満ちた都市」目ざめよ! 1994 | 1月8日
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都市F ― カナダのトロント ― は,1991年のタイム誌の記事の中で,3年前よりも幾分魅力が衰えたと伝えられました。「正しく機能する都市をついに発見!」という題の最初の記事は,「ほとんどすべての人に感銘を与える」その都市をたたえ,そこを訪れた人の言葉として,「ここへ来て,都市もまんざら捨てたものではないと思うようになりました」と述べていました。しかし残念ながら,“正しく機能する都市”も今では,荒廃する他の都市と同様の問題の犠牲になりつつあるようです。
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「圧制に満ちた都市」目ざめよ! 1994 | 1月8日
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すべての人が,都市は生存競争に負けたと考えているわけではありません。例えば,トロントの元市長は,「この町が崩れつつあるとは思わない。困難に直面してはいるが,我々はこの問題を解決できると思う」と楽観論を述べました。
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