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目ざめよ! 1988
目88 11/8 7–8ページ

マリア崇拝が行なわれる理由

初期クリスチャンがマリアやその他の被造物を崇拝せず,それらに崇敬を示さなかったことは,歴史家も認めています。それなのに,非常に多くのカトリック教徒が,フランコ・モリナーリ司祭の言う「聖母<マドンナ>崇拝者」になったのはなぜでしょうか。

それには多くの理由があります。その一部は,カトリック教会の教える教理に直接由来しています。例えば,イエスは神に等しいと教えられているので,人と神との間に独立した仲介者はいないことになります。三位一体の奥義という後光に包まれた神とキリストは,もはや近づきやすい存在ではなく,それゆえ神と人間の間の「仲介者」としての役割が“聖母<マドンナ>”に委任されたのです。あるマリア擁護運動では,「マリアを通してキリストへ」とか「我らとキリストとを結ぶ聖処女」とかいった歌い文句がよく使われます。ヨハネ・パウロ2世は,聖母マリア年の開幕演説で,人々は「マリアによって神に帰る」必要がある,と述べました。

歴史を通じて,神とキリストは,多くの場合,無慈悲で頑固な審判者のように描かれてきました。ですから,神学者のルネー・ロランタンが認めているとおり,「『イエスは罪に定めることを望み,マリアは救うことを望む』と言って,キリストの懲罰的な公正とキリストの母の憐れみとを対比させる」カトリック教徒がいるのも不思議ではありません。ある司教はこう書いています。「たとえ私たちが多くの罪を犯したとしても,天の聖母は優しく許してくださる。私たちは,神からの処罰を恐れても,聖母の優しい心を疑うことは決してない」。イタリアの定期刊行物「パノラマ」は結論として,カトリック教徒にとって「神はさほど心安まる存在ではない」ようだ,と述べています。

幾世紀にもわたって教皇や種々の公会議は,マリアおよびマリア像に対する崇敬を勧めてきましたし,今でも勧めています。カトリック神学では,崇拝の様々な程度を区別して,ギリシャ語から借用した様々な言葉が用いられています。例えば,神に対する崇拝はラトリア,聖人に対する崇敬はドゥリア,そして「聖母<マドンナ>」のための「特別の崇敬」にはヒュペルドゥリアという語が当てられています。こうした定義に一致して,ヨハネ・パウロ2世は,最近書き送った回勅の中で,マリアは「特別の崇敬」に値するゆえ,「聖処女の像は,教会および家において誉れある場所を占める」と再び断言しています。

しかし,この「特別の崇敬」のために,パノラマ誌が述べたように,マリアを「聖三位一体の第4の位格」とみなす神学者がいるのもうなずけるのではないでしょうか。「マリアの偉大さは無限に近い」,と聖母マリア教理問答どおりに言明する神学者がいるのももっともなことではないでしょうか。

そのようなわけで,マリアを「あらゆる徳を備えた完全な模範」と考えることは,とりわけこの世代が不安のただ中にある今,パノラマ誌の言う,忠実なカトリック教徒の「安らぎに対する欲求」を満たすのに役立っているのです。では,一部のカトリック聖職者が信者の敬虔主義の行き過ぎを非難してきたのは驚くべきことでしょうか。

西暦2000年への導き?

すでに述べたとおり,マリアの姿が復興すれば西暦2000年に備える助けになる,と法王は考えています。法王は,「この世代に広く見られる不安」による恐れや思い煩いを目にして“聖母<マドンナ>”に依り頼み,“聖母<マドンナ>”が神に執り成しをして世界の諸問題を解決してくれるよう願ってきました。しかし,聖書はそのような「不安」の解決策としてマリアに注意を向けているでしょうか。わたしたちは「新しい時代,新しい世界への希望」の実現を見るため,実際にだれに頼るべきでしょうか。

[8ページの図版]

カトリックの世界ではどこにおいても聖母マリアに様々な形で崇敬が示されている

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