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王とその王国を宣伝しなさい!(1919-1941年)エホバの証人 ― 神の王国をふれ告げる人々
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1919年9月1日から8日に,オハイオ州シーダーポイントで聖書研究者の大会を開く取り決めが設けられました。
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王とその王国を宣伝しなさい!(1919-1941年)エホバの証人 ― 神の王国をふれ告げる人々
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彼らはこれから何を行なうのでしょうか。彼らの使命は,シーダーポイント大会ではっきりと強調されました。9月2日火曜日,ラザフォード兄弟は,「地上におけるクリスチャンの使命は……主の義の王国に関する音信をふれ告げることです。その王国は,うめいている全創造物に祝福をもたらすのです」と説明しました。3日後,「同労者の日」と呼ばれていた9月5日金曜日,ラザフォード兄弟はさらにこう述べました。「クリスチャンはまじめにものを考える時,おのずと,なぜ自分は地上にいるのかと自らに問いかけるものです。その答えはこうでなければなりません。すなわち,主は恵み深くも,和解の聖なる音信を世に携えてゆく大使として私を任じてくださった。その音信を広めるのは私の特権であり,義務である」。
そうです,まさにそれは,神の王国をふれ告げる活動を推し進める時だったのです。ラザフォード兄弟は,その使命を果たす助けとして,「わたしたちは主の摂理により,『黄金時代』と題する新しい雑誌を発行する手はずを整えました」という発表を行ないました。「黄金時代」誌がどれほど勇気ある雑誌になるか,大会出席者たちは知る由もありませんでした。
「第一次世界大戦後のその最初の大会は,私たち全員に大きな励みを与えました」と述懐したのは,米国マサチューセッツ州ボストンの家からはるばるその大会にやって来たハーマン・L・フィルブリックです。確かに,そのシーダーポイント大会は,聖書研究者たちを行動へと駆り立てました。彼らには良いたよりをふれ告げる活動を推し進める準備ができていました。あたかも,死人のうちから生き返ったような状態だったのです。―エゼキエル 37:1-14; 啓示 11:11,12と比較してください。
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