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エイズはいつ終わるのか目ざめよ! 2004 | 11月22日
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エイズはいつ終わるのか
若者たちは幼いころから,奔放な性行動を奨励するような性的メッセージの集中砲火を浴びています。主なHIV感染経路の一つである静脈注射による薬物使用も盛んに行なわれています。今日,無責任に行動する人が増えていることを考えると,エイズが終わる時は本当に来るのだろうかと思えるかもしれません。
保健専門家たちは適切にも,行動を改めることを,エイズとの闘いにおける極めて重要な戦略として挙げています。「総合的で継続的な保健情報や援助を通して,HIV感染につながる行動を避けるのに生涯役立つ能力を培うように,あらゆる年齢の若者を助ける必要がある。そのような総合的プログラムには,親や教育者の介入も含まれる」と,疾病対策予防センターの報告は述べています。
明らかに,子どもが仲間などから誤った情報を与えられる前に,親はこうした危険について子どもに教える必要があります。これは必ずしも易しくありません。しかし,子どもの命を救うことになります。セックスと薬物について子どもに教えても,子どもの純真さを奪うことにはなりません。かえって,子どもが純真さを失わないよう守ることになるのです。
親による訓練は欠かせない
神の古代の民の間では,親が子どもに性関係や健康を守る方法について教えることになっていました。興味深いことに,古代イスラエルの律法には,明確な道徳上の指針や,感染症から身を守る方法が含まれていました。(レビ記 18:22,23; 19:29。申命記 23:12,13)これらの律法をどのようにして民に教えることになっていたでしょうか。エホバ神はイスラエル人に,「わたしが今日命じているこれらの言葉をあなたの心に置かねばならない」と言われました。親がまず,これらの律法に聞き従うことの益とそうするのを怠ったときの結果を理解する必要がありました。その後,このような指示が与えられました。「あなたはそれを自分の子に教え込み,家で座るときも,道を歩くときも,寝るときも,起きるときもそれについて話さねばならない」。―申命記 6:6,7。
ある辞書は,「教え込む」という語を,「何度も反復もしくは訓戒することによって教えかつ銘記させること」と定義しています。明らかに,時間が必要です。親が時間を取って,息子や娘に薬物乱用と不純異性交遊の危険について教えるなら,子どもはHIVなどの病気の感染につながるような行為を避けるようになるに違いありません。a
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エイズはいつ終わるのか目ざめよ! 2004 | 11月22日
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a エホバの証人の発行した「偉大な教え手から学ぶ」という本が,幼い子どもに性や基本的な道徳上の原則を段階的に教えるのに役立つと感じている親は多くいます。
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