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家族のために
イ家 記事36
男の子が段ボールで小さな家を作ろうとしているが,うまくいかなくて頭を抱えている。母親が少し離れた所からそっと見守っている。

家族のために | 子育て

粘り強く頑張れる子に育てる

「もう無理! 一生できない!」とお子さんが叫んでいます。取り組んでいることが難し過ぎて投げ出しそうになっているようです。かわいそうだな,と思いますが,粘り強く頑張れる子になってほしいとも思います。手伝ってあげた方がいいでしょうか。そのまま諦めさせてしまった方がいいでしょうか。それとも粘り強く頑張ることを教える機会にできるでしょうか。

知っておきたいこと

粘り強く頑張ることは大切。親が子どもに一生懸命頑張ることを教えるなら,多くの場合,子どもは学校で立派にやっていくことができ,心も体も元気になり,人と良い関係を築けるようになります。一方,親が,子どもに大変な思いをさせたくない,失敗させたくないと思って手を出し過ぎてしまうと,多くの場合,子どもは自信をなくし,大人になっても充実した生活を送るのが難しくなってしまいます。

粘り強く頑張る力は強くすることができる。幼い子どもでも,問題を乗り越えて何かを達成しようという気持ちを育てることができます。ある研究では,生後15カ月の赤ちゃんでも,大人が苦戦する姿を見ると,やすやすとこなす姿を見た場合よりも,何かに粘り強く取り組むようになるということが分かりました。

「娘たちに靴ひもの結び方を教えてあげた時のことをよく覚えています。それは1日で習得できるようなことではありません。娘たちが靴ひもを結ぶ時は,いつもまず1人でやらせました。10分から15分頑張ってもできないようであれば,手伝いました。何カ月もかかりましたし,涙を流すこともありましたが,やがて娘たちは1人で靴ひもを結べるようになりました。ひものない靴を買ってあげれば,私も楽だったかもしれません。でも,子どもに粘り強さを教えるためには,時に親の方にも努力が必要です」。コリーン

粘り強く頑張る力は弱まってしまうことがある。子どもへの接し方によっては,気付かないうちに子どもの頑張る力を駄目にしてしまうことがあり得ます。どのようにでしょうか。子どもの自尊心を高めてあげたい一心で,挫折や失敗をさせまいとすぐに助けの手を差し伸べてしまう親がいます。でもそれは逆効果です。ジェシカ・ラヘイという人はこう書いています。「すぐに子どもを手助けしてしまうなら,その子に,役立たずで信頼できないというメッセージを伝えていることになる」。a そういうメッセージをいつも受け取っている子どもは,将来問題にぶつかったときに,大人が助けてくれないと無理だと考えて,すぐに諦めてしまうかもしれません。

小さな男の子が靴を履いているところ。1.母親が靴ひもを結んであげている。2.母親は息子が自分で靴ひもを結ぶのを,隣に座って見守っている。

お子さんが難しいことに取り組むときには,すぐに助けに入らないようにすれば,自分で頑張ることを教えられます。

親にできること

働くことを教える。粘り強く頑張れる子に育てるためにできることの一つは,お子さんの年齢に合った仕事を任せることです。就学前の子どもには,洗濯物を畳んだり,おもちゃを片付けたりしてもらえるかもしれません。もう少し大きくなったら,買ってきたものをしまうこと,食器を並べたり片付けたりすること,ゴミ出し,こぼれたものを拭くことなどをお願いできるでしょう。中学生ぐらいになったら,掃除,メンテナンス,修理といった,もう少し複雑な仕事も任せられるかもしれません。お子さんはいつでもお手伝いをしたがるわけではないかもしれませんが,何か家の仕事を任せることはお子さんのためになります。そのように育てられた子どもは将来,大変でも必要な仕事をしっかりこなせる大人になれることでしょう。

母親が幼い子どもたちに,洗濯物を分けて畳む方法を教えている。娘はTシャツを畳んでいて,息子は靴下のペアを見つけて母親に渡している。

聖書の言葉 「あらゆる勤勉な働きには価値がある」。(格言 14:23)

「ただ子どもに何かやらせるために意味のない仕事を与えるのは良くありません。時間の無駄ですし,子どもだってそんな仕事はやりたくありません。やりがいのある仕事を任せましょう。もしお子さんがまだ小さいなら,手が届く高さの家具のほこり取りをやってもらえます。車を洗う時には,大人ではやりづらい低い部分を子どもに洗ってもらえます。手伝ってもらったら,子どもの働きをその場で褒めてあげてください」。クリス

電球マーク

アドバイス お子さんに何かの仕事を任せるときには,その仕事がどのように家族のためになるかを伝えましょう。そして,やり終えたら忘れずに感謝の言葉を掛けましょう。

子どもが難しいことに挑戦するとき,サポートする。子どもは時に,どうやったらいいか分からないという理由で簡単に諦めてしまうことがあります。それで,お子さんが何か新しいことに挑戦するとき,次のようにできるかもしれません。まず,子どもの前で親がやってみせます。次に,一緒にやってみます。それから,親が見ている所で子どもにやらせてみます。うまくできるようにアドバイスしてあげましょう。最後に,子どもに一人でやらせてみます。

父親が幼い娘に花の植え方を教えている。1.娘の前でやってみせている。2.娘が花を植えるのを手伝っている。3.娘が自分で花を植えるのを少し離れた所から見ている。

聖書の言葉 「私はあなたたちのために模範を示しました。あなたたちも同じようにするためです」。(ヨハネ 13:15)

「私の経験からすると,子どもに粘り強く頑張る人になってほしいなら,親が良い手本にならなければいけません。子どもに伸ばしてほしい資質を,まず親自身が身に付けている必要があるのです」。ダグ

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アドバイス 自分自身にもお子さんにも,完璧を求めないようにしましょう。そうでないと,お子さんは,完璧にできそうにないと思えることに挑戦しなくなってしまうかもしれません。

誰もが時に壁にぶつかったり,失敗したりするということを教える。壁にぶつかっても諦めないで良い結果になったという親自身のエピソードを話してあげましょう。やったことのないことを難しく感じるのは普通だということや,失敗は学ぶチャンスになるということも伝えてあげられます。また,失敗することがあってもその子の価値は変わらない,ということを話して安心させてあげましょう。筋肉が使うことで強くなるのと同じように,粘り強く頑張る力も,壁を乗り越えることで強くなります。それでお子さんが壁にぶつかるときには,すぐ助けに入るのではなく,一人で奮闘する時間をいくらか持たせましょう。「成功する子どもたち」(英語)という本には,「若い時に人格を磨く一番の方法は,失敗を経験する可能性が高いことに取り組むことだ」と書かれています。

聖書の言葉 「人が若い時に苦労するのは良いことである」。(哀歌 3:27)

「子どもにある程度のところまで一人で頑張らせるのはいいことです。もちろん,いざという時には親が助けてくれるという安心感は必要ですけど。やがて子どもは壁を乗り越えてスキルを身に付け,頑張ることの価値を実感するようになります」。ジョーダン

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アドバイス お子さんが粘り強さを学べるように,主人公が困難を乗り越えるストーリーを一緒に読むことができるかもしれません。「聖書から学べる大切なこと」や「お子さんを教えましょう」といった教材を使って,粘り強さの手本となる聖書中の人物について子どもに教えている親もいます。

才能ではなく努力を褒める。例えば,「テストよくできたね! 君は天才だね!」と言うよりも,「テストよくできたね! 一生懸命勉強したもんね!」と言う方がよいでしょう。才能よりも努力を褒めるのが大切なのはどうしてでしょうか。子どもの才能を褒めていると,「子どもは何か難しいことやうまくできないことにぶつかったとき,すぐに自信をなくしてしまう」と,キャロル・ドウェック博士は言っています。さらにこうも言っています。「親が子どものためにできる一番のことは,困難や間違いもポジティブに捉え,努力して解決していくことを好きになり,学び続ける意欲を持つよう教えることです。そうすれば,子どもは褒めてもらえるかにかかわらず頑張れる人になれるでしょう」。b

聖書の言葉 「称賛によって人は試される」。(格言 27:21)

a 「失敗させるという贈り物」(英語)という本より。

b 「マインドセット」(英語)という本より。

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