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地球を救うための闘い目ざめよ! 1996 | 1月8日
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a フロンはスプレー製品,冷媒,エアコン,洗浄剤,発泡スチロールの製造などに広く用いられてきました。「目ざめよ!」誌,1994年12月22日号,「大気が損なわれるとき」をご覧ください。
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地球を救うための闘い目ざめよ! 1996 | 1月8日
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しかし,前進のための重要な一歩となったのは,1987年のモントリオール議定書でした。それには,一定の期間内にクロロフルオロカーボン(フロン)を段階的に削減するという国際協定が含まれていました。a なぜそうした問題が扱われたのでしょうか。フロンは地球を保護するオゾン層の急速な消失を助長していると言われているからです。地球の高層大気中のオゾンは,皮膚ガンや白内障の原因となり得る太陽の紫外線を遮る上で重要な役割を果たしています。これはオーストラリアだけの問題ではありません。最近,科学者たちは,北半球の温帯の一部地域の上空にあるオゾンの冬期濃度が8%減少していることを発見しました。すでに2,000万㌧ものフロンが成層圏に向かって上昇しています。
破滅を招きかねないこの大気汚染を前にして,世界の諸国家は意見の不一致を一時的にわきへ置き,果断な処置を取りました。
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