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  • 聖書の60番目の書 ― ペテロの第一の手紙
    『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
    • 1 なぜクリスチャンは試練を忍ばねばなりませんでしたか。「ペテロの第一の手紙」はなぜ適切な時に書かれたと言えますか。

      初期クリスチャンたちが神の卓越性を広く宣明してゆくにつれて王国の業は栄え,ローマ帝国の全域に拡大してゆきました。しかしながら,この熱心な人々についてある程度の誤解も生じていました。一つの点として,彼らの宗教はエルサレムまたユダヤ人にその起源を置いていましたから,ある人々は彼らを政治的な野心を持つユダヤ教の熱狂者と混同し,ローマのくびきに反抗して絶えず地方の総督たちの手を焼かせていた者たちと同様にみなしました。さらに,クリスチャンは皇帝に犠牲をささげることを拒み,当時の異教の儀式に携わろうとしませんでしたから,その点で他の人々と異なっていました。彼らはあしざまに言われ,その信仰のゆえに数々の試練に耐えなければなりませんでした。まさに適切な時に,また神の霊感の証拠とも言うべき先見をもって,ペテロは自分の最初の手紙を書き,確固とした立場を守るようクリスチャンを励まし,時のカエサルであったネロのもとでいかに身を処すべきかを諭しました。そのすぐ後に始まったあらしのような迫害について思う時,この手紙は極めて適切な時期に書かれたと言えます。

  • 聖書の60番目の書 ― ペテロの第一の手紙
    『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
    • 9 クリスチャンはどんな精神の意向を持つべきですか。どんなことに直面してもそうすべきですか。

      9 苦しみに遭っても,クリスチャンとして神のご意志を行なうことを歓びとする(4:1-5:14)。クリスチャンはキリストと同じ精神の意向を持つべきです。そして,「放とうの同じ下劣なよどみにまで」共に走り続けないため,あしざまに言われるとしても,もはや諸国民の欲するところではなく,ただ神のご意志を行なうためにのみ生きるべきです。すべてのものの終わりが近づきましたから,健全な思いをもち,よく祈り,互いに対して熱烈な愛を抱き,神に栄光が帰せられるために,すべてのことを行ないなさい。自分たちの間で試練の火が燃えさかっても当惑してはならず,むしろキリストの苦しみにあずかる者として歓びなさい。しかし,だれも悪行者となって苦しみに遭ってはなりません。裁きは神の家から始まるのですから,「神のご意志にしたがって苦しみに遭っている者たちは,善を行ないつつ,自分の魂を忠実な創造者にゆだねてゆきなさい」。―4:4,19。

      10 年長者や若い人々にはどんな助言が与えられていますか。ペテロ第一の書はどんな力強い保証の言葉で結ばれていますか。

      10 年長者は神の羊の群れを,自ら進んで,そうです,熱心な態度で牧すべきです。群れの模範となるなら,主要な牧者の現わされた時に,あせることのない栄光の冠を受けることになります。若い人たちは年長者に服し,すべての人はへりくだった思いを身に着けるべきです。「神はごう慢な者に敵対し,謙遜な者に過分のご親切を施されるからです」。また,堅い信仰を持ち,「ほえるライオン」である悪魔に警戒しなさい。ペテロの結びの訓戒の中でも,再び力強い保証の言葉が響きます。「しかし,あなた方がしばらくのあいだ苦しみに遭った後,キリストとの結びつきにおいてあなた方をご自分の永遠の栄光に召された,あらゆる過分のご親切の神は,自らあなた方の訓練を終え,あなた方を確固とした者,強い者としてくださるでしょう。その神に偉力が永久にありますように。アーメン」。―5:5,8,10,11。

  • 聖書の60番目の書 ― ペテロの第一の手紙
    『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
    • 13 (イ)神がクリスチャン会衆を召し出された目的を,ペテロはその手紙の中でどのように明らかにしていますか。(ロ)ペテロはどんな喜ばしい相続財産を指し示していますか。それに達するのはだれですか。

      13 火のような試練と迫害が再び燃え上がろうとしていた時に,ペテロは読む者の力づけとなる励ましのことばをここに備えました。そして,彼の手紙は,今日同様の試練に直面するすべての人にとって実に貴重なものです。

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