-
クリスマスの風習 ― キリスト教のものですかものみの塔 2000 | 12月15日
-
-
この期間中にかなり目につくのは,ナシミエント(キリスト降誕の場面)です。これにはどんなものが含まれているでしょうか。教会や家庭はもちろんのこと,公共の場所にも,陶器や木や粘土でできた(大小の)模型を使って場面が作られます。生まれたばかりの赤子を入れた飼い葉おけの前でヨセフとマリアがひざまずいている様子を再現した場面です。大抵,羊飼いやロス・レイエス・マーゴス(“博士”)がそこにいます。背景は家畜小屋なので,もし何頭かの動物を入れれば完全な場面になります。しかし,中心を成すのは生まれたばかりの赤子の像です。スペイン語でエル・ニーニョ・ディオス(子なる神)と呼ばれています。この主要な像は,クリスマス・イブにそこに置かれることもあります。
-
-
クリスマスの風習 ― キリスト教のものですかものみの塔 2000 | 12月15日
-
-
アメリカーナ百科事典ではこう説明されています。「キリスト降誕劇は,初期のころからクリスマスの祝いの一部を成していた。……教会におけるクレッシュ[飼い葉おけの場面]の上演は,聖フランシスによって始められたと言われている」。キリストの誕生を描くそれらの劇は,メキシコの植民地化が始まったばかりの時に教会で演じられていました。キリストの降誕をインディオに教えるため,フランシスコ会の修道士たちが計画したものです。
-