-
真の崇拝の側に立つ聖書は実際に何を教えていますか
-
-
11 ある人々が祝祭日を祝うのはなぜですか。しかし,わたしたちは何を第一の関心事とすべきですか。
11 ある人々は,クリスマスなどの祝祭日の起源が異教にあることは認めますが,それを祝うことは間違いではないと考えます。そもそもほとんどの人は,祝祭日を祝うとき,偽りの崇拝については考えません。そのような日は家族団らんの時ともなるからです。あなたも同じお考えですか。もしそうでしたら,真の崇拝の側に立つのが難しく思えるのは,偽りの宗教を愛しているからではなく,家族を愛しておられるからでしょう。家族を創始された方エホバは,あなたがご親族と良い関係でいることを願っておられます。それは確かなことです。(エフェソス 3:14,15)しかし,そのようなきずなは,神が認めておられる方法に従ってはじめて強めることができるものです。使徒パウロは,わたしたちが何を第一の関心事とすべきかについてこう書きました。「何が主に受け入れられるのかを絶えず確かめなさい」。―エフェソス 5:10。
-
-
真の崇拝の側に立つ聖書は実際に何を教えていますか
-
-
他の人と接するときの識別力
13 祝祭日の行事に参加しないと,どんな難しい状況が生じるかもしれませんか。
13 祝祭日の行事に参加しないと,難しい状況が生じることもあるでしょう。例えば同僚たちは,なぜ職場で,祝祭日のある種の行事に参加しないのかと疑問に思うかもしれません。もしあなたに,クリスマス・プレゼントが差し出されたらどうですか。受け取るのは間違ったことでしょうか。配偶者があなたと同じ信仰を持っていない場合はどうでしょうか。どうすれば子どもたちが,祝祭日を祝わないので良いものを得られないでいる,と感じないようにできるでしょうか。
14,15 祝祭日のあいさつをしてくる人や,あなたへのプレゼントを考えている人がいたら,どのように対応できますか。
14 ここに挙げた状況の一つ一つにどう対応するかをわきまえるには,的確な判断力が必要です。何気なく祝祭日のあいさつをしてくる人がいたら,ただその好意に感謝できるでしょう。しかし,その相手の人がいつも会う人,あるいは一緒に働いている人ならどうでしょうか。その場合は,もう少し言葉を加えることもできるでしょう。どんな場合でも気配りは欠かせません。聖書には次のようなアドバイスがあります。「あなた方の発することばを常に慈しみのあるもの,塩で味つけされたものとし,一人一人にどのように答えるべきかが分かるようになりなさい」。(コロサイ 4:6)他の人に対して敬意を欠くことのないよう注意しましょう。むしろ,気を配りつつ自分の立場を説明してください。プレゼントをすることや集まりに反対なのではなく,別の時に加わらせてほしい,とはっきり説明しましょう。
15 あなたへのプレゼントを考えている人がいたらどうでしょうか。答えは状況によってかなり異なります。プレゼントをする側の人は,「あなたがこの祝祭日を祝わないのは知っています。でも,これを受け取ってほしいのです」と言うかもしれません。あなたは,その状況で受け取るのは祝祭日の祝いに加わることにはならない,と判断するかもしれません。もちろん,プレゼントをする側があなたの信じている事柄をよく知らないなら,自分はその祝祭日を祝うつもりはないと述べることができます。そう伝えておけば,プレゼントは受け取るがこの日に自分からはプレゼントしない理由も説明しやすくなります。一方,プレゼントをする側に明確な意図があり,あなたは信仰を貫かないとか,物質的な利得のために妥協する,ということを示させようとしているなら,受け取らないほうが賢明でしょう。
家族の成員についてはどうか
16 祝祭日に関連した事柄を扱う際,どのように気を配ることができますか。
16 家族の成員があなたと同じ信仰を持っていない場合はどうでしょうか。やはり,気を配ってください。親族が守っている風習や祝いすべてを問題にする必要はありません。むしろ,親族にも自分なりの価値観を持つ権利があることを認めてください。それはあなたが,自分の権利を親族に尊重してほしいと思うのと同じです。(マタイ 7:12)その祝祭の参加者となるような行動はすべて避けるのがよいでしょう。それでも,祝いの行為そのものではない事柄については,道理にかなった態度を保ちましょう。どんな場合でも,正しい良心が保てるように行動する必要があるのは言うまでもありません。―テモテ第一 1:18,19。
17 子どもたちが,他の人は祝祭日を祝っているのに自分は良いものを得られないでいる,と感じることがないように,どうすることができますか。
17 子どもたちが,聖書の教えにそわない祝祭日を祝わないので良いものを得られないでいる,と感じることがないようにするには,どうすればよいでしょうか。一年を通じて他の時期にどんなことをするかが大切です。子どもたちにプレゼントする時を決めておく親もいます。また,子どものために時間を設け,愛情と関心を向けることにも,子どもへのプレゼントとしてすばらしい価値があります。
-