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復活聖書に対する洞察,第2巻
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天への復活が生じる時 キリストの共同の相続人の天への復活は,イエス・キリストが天の栄光に戻り,ご自分の霊的な兄弟たちに最初の注意を向けた後に始まります。キリストご自身,「死の眠りについている者たちの初穂」と呼ばれています。それからパウロは,各々自分の順位にしたがって,つまり「初穂なるキリスト,その後,その臨在の間に,キリストに属する者たち」が復活させられると述べています。(コリ一 15:20,23)「神の家」であるそれらの人たちは,ペンテコステの時の成員をはじめとして,クリスチャンの歩みを続ける間,ずっと裁きのもとにあります。(ペテ一 4:17)彼らは『ある意味での[字義,ある程度の]初穂』です。(ヤコ 1:18,行間; 啓 14:4)イエス・キリストはニサン16日にイスラエル人によってささげられた大麦の初穂になぞらえることができ(「初穂なるキリスト」),また「初穂」(『ある意味での初穂』)である,キリストの霊的な兄弟たちは,ニサン16日から数えて50日目のペンテコステの日にささげられた小麦の初穂になぞらえることができます。―レビ 23:4-12,15-20。
これらの人たちは裁きのもとにあります。ですから,キリストが戻られる時,それはキリストの忠実な油そそがれた者である彼らに報いを与える時となります。イエスが死の前夜,11人の忠実な使徒たちに約束されたとおりです。「わたしはあなた方のために場所を準備しに行こうとしているのです……。そしてまた,……わたしは再び来て,あなた方をわたしのところに迎えます。わたしのいる所にあなた方もまたいるためです」。―ヨハ 14:2,3; ルカ 19:12-23。テモ二 4:1,8; 啓 11:17,18と比較。
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復活聖書に対する洞察,第2巻
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キリストの「臨在」が始まる時,地上にはまだ,「子羊の結婚の晩さんに招かれた」キリストの霊的な兄弟たちが一部生存していますが,その霊的兄弟たちのうちすでに死んでいる人たちには,復活によって最初の注意が向けられます。(啓 19:9)この点に関して,テサロニケ第一 4章15,16節は次のように説明しています。「主の臨在の時まで生き残るわたしたち生きている者は死んで眠っている者たちに決して先んじないということ,これが,エホバの言葉によってわたしたちがあなた方に伝えるところなのです。主ご自身が号令とみ使いの頭の声また神のラッパと共に天から下られると,キリストと結ばれて死んでいる者たちが最初によみがえるからです」。
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