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  • 不平を言う人が幸福に暮らせない理由
    ものみの塔 1993 | 3月15日
    • 不平を言う人が幸福に暮らせない理由

      わずか数週間で歓喜は失望に変わってしまいました。エジプトの束縛からやっと自由にされてこの上なく喜んだのもつかの間,イスラエル人の喜びは食べ物をめぐるささいな不満のために影を潜めてしまいました。不満を抱いたこの国民は,エジプトを出てから2か月目に,苦労して荒野で暮らすよりは奴隷でいたほうがましだと言いました。その後何か月もの間に,この不満の精神はエホバに従うという彼らの決意を弱めさせ,その世代の人々が約束の地に入る見込みを台なしにしました。―出エジプト記 16:1-3。民数記 14:26-30。

  • 不平を言う人が幸福に暮らせない理由
    ものみの塔 1993 | 3月15日
    • 不平を言う人に対する神の見方

      食糧のことでつぶやいたイスラエル人の例から,不平を言うことに伴う二つの危険が明らかになります。第1に,不平は周りに広まります。「イスラエルの子らの全集会はその荒野でモーセとアロンに対してつぶやくようになった」という記述があります。(出エジプト記 16:2)食べ物の不足について少数の人が不平を言い始めたことが発端となり,やがて全員が不平を言うようになったようです。

      第2に,不平を言う人は問題をおおげさにしがちです。イスラエル人の場合,パンや肉を存分に食べることができたエジプトにいたほうがずっとましだったと言い張りました。荒野に連れ出して飢え死にさせる気かと,不平を言いました。―出エジプト記 16:3。

      イスラエル人は本当にそれほどせっぱ詰まった状況に置かれていましたか。食糧は底を突きそうになっていたかもしれませんが,エホバは問題をお見通しでしたし,しかるべき時にマナを備えて身体の必要を満たしてくださいました。イスラエル人はおおげさに不平を言って,神への信頼が完全に欠けていることを表わしました。エジプトにいたころのイスラエル人は,苛酷な状況について正当な理由があって苦情を言いました。(出エジプト記 2:23)しかしエホバに奴隷状態から自由にしていただいても,食べ物のことで不平を言いはじめたのです。このつぶやきを正当と認めることはできません。「あなた方のつぶやきは,わたしたちに対してではなく,エホバに対してなのです」と,モーセは警告しました。―出エジプト記 16:8。

      イスラエル人のこの不満の精神は何度もはっきりと現われました。1年もたたないうちに,マナが不満の種になりました。(民数記 11:4-6)それからしばらくして,イスラエル人の12人の斥候のうち10人が悪い報告をしたことが引き金となり,約束の地の征服には危険が潜んでいるという抗議の声が上がりました。民は,「わたしたちはエジプトの地で死んでいればよかった。でなければ,この荒野で死んでいればよかったのだ」とまで言いました。(民数記 14:2)何という甚だしい感謝の欠如でしょう。エホバがモーセに,「いつまでこの民はわたしに対し敬意のない振る舞いをするのか。……いつまでわたしに信仰を置かないのか」と言われたのも不思議ではありません。(民数記 14:11)それら恩知らずの不平家たちは,その世代が死に絶えるまで荒野を40年間さまようという宣告を受けました。

      使徒パウロはこの例をわたしたちに思い起こさせています。つぶやく者となって荒野で滅びたイスラエル人のように決してならないようにと,仲間のクリスチャンに警告しています。(コリント第一 10:10,11)正当でないつぶやきや不満の精神はわたしたちの信仰を弱め,エホバの不興を買うことにつながりかねないのは明らかです。

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