「宗教はこうでないといけないと思う」
これは横浜市営地下鉄の新横浜駅の助役の語った言葉です。この人は,横浜アリーナで開かれた,エホバの証人の「喜びに満ちた賛美者」地域大会の出席者の行状について語っていました。去る7月から8月にかけて,横浜アリーナにおける大会をはじめ49の「喜びに満ちた賛美者」地域大会が全国で開催され,合計31万4,481人が出席しました。
アリーナの近くにある一ホテルの支配人も,ホテルをチェックアウトしようとしていたエホバの証人に,「今まで,宗教に対していろいろ,疑問や疑念を抱いていましたが,今回,小学三,四年生位の子供たちでもしっかり学ぶために集まっており,その行儀の良さを見て,皆さんの宗教を見直しました。私は仏教ですが,善悪を学んで子供たちに教えることの大切さを感じています。皆さんは子供たちをよく教えていますね」と,語りかけました。
同様の感想は,有明コロシアムで開かれた大会に出席した人々についても聞かれました。晴海の一ホテルのフロントのアシスタントマネージャーはこう語りました。『エホバの証人の皆様にお泊まりいただいて,本当に心温まる思いがいたしました。皆さん静かで,温かく,優しい方々ばかりです。子供たちもよくしつけられていて,エレベーターで遊んだり,廊下やロビーを走ったりする子は一人もいませんでした。一般のお客様もお泊まりいただいていましたが,はっきり違いが分かります』。
名古屋のポートメッセなごやで開かれた大会の出席者を観察していたバスターミナルの一責任者は,「あなた方の団体はレベルが高い。何人かの立派な人が混ざっているということではなく,バスに乗る,あるいは並んで待っているすべての人,子供も大人も,すべての人が,一定レベル以上の人であることがすぐ分かる。あなた方には,多くの日本人に欠けている道徳観が正しく教えられている証拠だ」と,述べました。名古屋港駅の改札係員も,「エホバの証人の方はバッジがなくてもよくわかります。なぜかというと,家族の仲が良いからです。特に子供たちがよくしつけられていると思います」と語りました。
大会の会場でも,エホバの証人のクリスチャンとしての行状は,人々に感銘を与えました。インテックス大阪の警備隊の隊長はものみの塔協会に手紙を寄せ,こう述べています。「感動の前大会より今日で丸1年,隊員との会話の中に,ものみの塔大阪地域大会のことがよく出た1年でした。新しい隊員に,『すごいよ,礼儀正しいよ,マナーがいいよ,勉強になるよ』,と[話していました]。今年皆様に会える喜びはひとしおです。私たち警備員は,……少しずつ,礼儀正しく,マナーも良くなってまいりました。これもひとえに皆様に接し得たためと心より感謝しております。……私たちはいつの間にか,エホバの証人を中心に宗教を見聞きしているようです。警備開始の前に朝礼を行なっていますが,ものみの塔地域大会の会期中は,朝礼は行なわないことにしています。必要ないと思えるからです。私のどんな言葉より皆様の姿をお見せするだけで十分と考えられるからです……今日より新たな心の洗濯をいたします。ありがとうございました」。
エホバの証人は,「諸国民の中にあっていつもりっぱに行動しなさい」という聖書の命令を実践しようと努めています。それは,人々がその「りっぱな業を実際に見,その業のゆえに検分の日に神の栄光をたたえるようになるためです」。―ペテロ第一 2:12。