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  • なかなか決定が下せませんか
  • 目ざめよ! 1990
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目ざめよ! 1990
目90 2/8 18–20ページ

なかなか決定が下せませんか

フローラは試着した仕立てのよい黒のコートを見せながら,「これ,どう思う? 買ったほうがいいかしら」と尋ねました。「いいわね。だけど,決めるのはあなたよ」と,友人のアンナは言います。フローラはためらいの気持ちに負け,コートを元のコート掛けに戻して店を出ました。

二人が帰宅して15分もしないうちに,フローラは,「やっぱりあのコート,買ったほうがよかったわ」と声を上げました。翌朝,二人はもう一度店に行きましたが,手遅れでした。コートはありませんでした。だれかが買って行ってしまったのです。

自分で物事を決定しなければならない場合,悪戦苦闘し,ぐずぐず決定を遅らせた末,ほかのだれかに代わって決定してもらうことがあるでしょうか。また,決定を下した後で,こうしたほうがよかったのでは,などと考え続けるでしょうか。もしそうであれば,上に述べたフローラの経験は他人事とは思えないかもしれません。決定を下すことがいかに難しいかをよく知っているからです。

とはいえ,もっと簡単に,もっと楽に物事を決定できるようになれます。どうしたらよいでしょうか。

不安を減らしましょう

物事を決定しようとするとき,うまくゆく方法は一つしかないかのように,正しい選択をするために気を使い,気をもむでしょうか。もしそうであれば,喜んでください。そのようにする必要はめったに生じません。セオドア・アイザック・ルービン博士が書いた「優柔不断な性格を克服する」という本は,次の点を指摘しています。「決定したことがうまくいくかどうかは,大抵の場合,何を選択するかではなく決定を下す人にかかっている。……決定の失敗は,選択した事柄とはほとんど,あるいは全く関係がない。失敗は,ひたむきに打ち込む姿勢の欠如に直接起因し,その欠如の程度に比例する」。

そうです,大抵の場合,選択した事柄を粘り強く行ない続けるならうまくゆくものです。それで,下した決定を心から支持してください。そうすれば,決定に伴う緊張をかなり減らせます。

それにしても,実際どのように決定したらよいのでしょうか。

系統を立てて考えましょう

このことは,特に長期的な影響を及ぼす決定を下す際に重要になってきます。大きな買い物をするとき,家や職業や結婚相手を選ぶときなどはそうです。不安に駆られ,一つの考えから別の考えへと飛躍する傾向があれば,それと闘いましょう。まず,必要な諸事実を集めます。次に,幾つかの選択肢を紙に書きます。そして,それぞれの選択肢について良い点と悪い点を挙げ,自分が必要としている事柄と比較します。もし自分のこと ― 個人的な好み,価値観,優先順位,長所,短所など ― をよく知っているなら,自分にとって最も重要な必要にかなうのはどの選択肢かが分かるようになります。

締め切りの期限が迫っているのでなければ,自分の本当の気持ちが分かるまで時間をかけるようにしましょう。大あわてで考えたとしても,決定を下すための機能は抑えつけられるだけです。実のところ,数日,あるいは数週間,場合によっては数か月かけて,各選択肢を一つずつ考え続けるのは楽しいことかもしれません。ハロルド・H・ブルームフィールド博士は,「問題や,決定を要する事柄に取り組んでいるかぎり,不安や心配や緊張は避けられないと考えている人は多い」と述べています。しかし,物事が決定されるまで楽しみを延ばす必要はありません。物事を決定する過程自体を楽しむことができます。これも,取り組みがいのある,得るところの大きい生活の一こまなのです。

『でも,まだ迷っています』

幾つかの選択肢について系統的に考えた後でも,まだ決めかねているなら,どうでしょうか。何ができますか。友人の助けを求めるべきでしょうか。

自信がないために,いつもだれかに代わって決定してもらおうとする人がいます。もちろん,自分の知識や経験では手に負えないような事柄に取り組んでいるなら,資格ある人からの助言を求めたとしても責任逃れにはなりません。自分の決定と同じような決定をして成功した人は,さらに別の選択肢や事実を挙げて,助けになってくれるかもしれません。(箴言 15:22)とはいえ,まず自分の力の及ぶかぎり問題を考え抜いているならば,援助を依頼される側も,こちらの願いを一層真剣に聞いてくれることでしょう。

最終的な決定がなかなか下せないと感じるなら,物事の決定には必ずと言っていいほど,不利な事態の生じる可能性が伴うことを思い起こしましょう。絶対に成功すると確信できるまでは不安で決定が下せないとしたら,いつまでも決定は下せません。決定には不確実さの伴う場合が多く,大抵は,恐らくこうだろうという可能性に基づいて決定を下さなければならないからです。(伝道の書 11:4)一つの選択肢があらゆる利点を有していることはまずありません。どんな決定を下すにせよ,犠牲にしなければならない事柄が何かしらあるものです。ですから,最善と思われる決定を下した後は,次のことに心がけましょう。

その決定を支持しましょう

一度下した決定について後からあれこれと考えたくなる傾向は払いのけましょう。これは覚えておきたい点ですが,頭の中で『ああすればよかった』と考えている人は,そのたびに,自分の決定を支持し,実行するために使える力を自分から奪い取ってしまうことになります。ですから,もしこうしていたらどうなっていただろう,などと考え,後ろを振り返り続けてはなりません。考え直すことが必要だというはっきりした証拠がないのであれば,捨て去った選択肢のことは忘れましょう。決定を実行することに力を注ぐのです。

以上の点をまとめると,系統を立てて考え,成功の可能性が最も高い選択肢を選び,その決定を心から支持する,ということになります。確かに,うまくゆく決定もあれば,それほどうまくいかない決定もあるでしょう。しかし,自分で決定し,その決定を支持するという責任を果たしてゆくならば,あなたの能力には磨きがかかり,自信も深まってゆくことでしょう。

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決定を下す際の幾つかの基本的段階

1: 問題に関係したすべての可能性,選択肢,候補のリストを作り,それをよく見る

2: 候補として挙がった各選択肢について,気持ちや考えを自由に沸き上がらせる

3: すでに定めておいた優先順位と各選択肢を結び付ける

4: 一つの選択肢を選び出して決定を下す。取り上げなかった選択肢を捨て始める

5: 気持ちや考え,また時間や力をつぎ込む。使わなかった選択肢を完全に捨て切る

6: 楽観的な態度で決定を行動に移す

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