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生化学者が自分の信仰について語る目ざめよ! 2013 | 1月
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プログラム細胞死はどんな点で重要なのですか。
人体は膨大な数の極小の細胞で構成されています。事実上,細胞はすべて死んで入れ替えられる必要があります。細胞は種類に応じて存在期間が異なっており,数週おきに入れ替わる細胞もあれば,数年おきに替わるものもあります。人体のプログラムされた細胞死の仕組みは高度に制御されなければならず,こうして細胞死と細胞の形成との間の微妙なバランスが保たれるのです。
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生化学者が自分の信仰について語る目ざめよ! 2013 | 1月
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プログラムされた細胞死の仕組みは設計されたものである,という確信は揺らがなかったのですね。
はい。その過程全体は信じられないほど複雑で,しかも整然としているので,並外れた知恵の表われとしか言えません。わたしはそれを神の知恵と見ています。高性能の顕微鏡を用いて,細胞死を調節する多くの複雑な仕組みについて研究しています。必要な場合には,ある仕組みが働き,数秒以内に細胞死が始まります。それらの細胞は自らを破壊してゆきます。この過程は本当によくできていて,まさに驚異的です。
人間はほぼすべての細胞が周期的に入れ替わるので,永遠に生きるということは十分にあり得るのです
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