-
旧ユーゴスラビアの国々2009 エホバの証人の年鑑
-
-
やがて統治体は,「クリスチャン・ギリシャ語聖書 新世界訳」の翻訳を始めることを承認しました。それまでは150年前に訳された聖書が用いられ,そこには古い言葉や一般に使われていない表現が出ていました。クロアチア語の翻訳チームは,セルビア語やマケドニア語のチームと密接に協力しつつ,先導役を務めました。とはいえ,皆が互いの仕事やアイディアから益を得たのです。
クロアチア,ボスニア・ヘルツェゴビナ,モンテネグロ,セルビア,マケドニアのエホバの証人にとって,1999年7月23日,金曜日は忘れがたい日となりました。計4か所で開かれていた「神の預言の言葉」地域大会で,「クリスチャン・ギリシャ語聖書 新世界訳」がクロアチア語とセルビア語で発表され,マケドニア語の翻訳も順調に進んでいることが知らされたのです。数分にわたって拍手が鳴りやまず,話を続けることができないほどでした。うれしさのあまり,出席者は涙を抑えることができませんでした。長年奉仕してきたある長老は,「この日を生きて迎えられるとは,夢にも思いませんでした」と述べました。
-
-
旧ユーゴスラビアの国々2009 エホバの証人の年鑑
-
-
そして,聖書全巻がそれら三つの言語で発表されたのは2006年のことです。
-