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チェコ共和国2000 エホバの証人の年鑑
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資格のある話し手による講演が行なわれるようになりました。数百人が出席しました。1945年11月11日,「新しい世における自由」という主題の話が初めて,プラハの農業家畜市場の会館で行なわれました。600人もの人々が熱心に聴きました。そうした講演が,チェコスロバキアで3年間に1,885回行なわれました。現在のエホバの証人の中には,こうした講演によって真理に引き寄せられたと述べる人が多くいます。
ボヘミア在住のティボル・トーマシュオブスキーもその一人です。仕事中の証人がティボルと出会った時,話の途中で聖書のことに触れました。ティボルは彼の慎み深さに感銘を受け,自分の家に証人を招待しました。それがきっかけとなり,ティボルは集会に招待されました。ティボルは後にこう述べています。「その集会で妻と私はすばらしい経験をしました。話はそれまでに聞いたことがないような見事なものでした。3人の人が順番に話をしました。『この人たちは学歴がある人々なのですね』と隣に座っていた人に言うと,『いいえ,農作業をしているんですよ』と言われました。聞いたことが余りにすばらしかったので,私たちは家に帰りたくありませんでした。次の週,私は職場で仕事に集中できず,日曜日が待ちきれませんでした。それ以来集会を一度も休んだことがありません」。
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チェコ共和国2000 エホバの証人の年鑑
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[173ページの写真]
第二次世界大戦後,公開講演に多くの人々が集まった
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