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エリシャマ聖書に対する洞察,第1巻
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3. エルサレムでダビデに生まれた子。このエリシャマは,サムエル第二 5章15節と歴代第一 14章5節で,また二つのヘブライ語写本の歴代第一 3章6節で,エリシュアとして挙げられています。エリシャマの名は歴代第一 3章8節で再び現われており,書写上の誤りによって容易に6節に入り込んだ可能性があるため,一般にエリシュアが正しい名であると考えられています。しかし,ヘブライ語マソラ本文,ギリシャ語セプトゥアギンタ訳,シリア語ペシタ訳,ラテン語ウルガタ訳は歴代第一 3章6節で「エリシャマ」と読んでいるので,新世界訳ならびに他の翻訳の中ではこの名がとどめられています。
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